所長のミニコラム ~ Monthly column ~
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サッカー ワールドカップ
日本がドイツに勝って喜び、コスタリカに負けては悔しがり、いずれにしてもテレビ観戦で楽しんでいます。サッカーは私が中学生の頃、テレビで三菱ダイヤモンドサッカーという番組をよく見ていました。南米のとても大きなスタジアムで歓声とともに紙吹雪が雪の様に舞い上がった、いつもと違う雰囲気のサッカーが初めて見るワールドカップでした。
2002年の日韓共催のワールドカップでは、妻とまず大分のスタジアムに見に行きましたが、大分では宿が取れず福岡に泊まって電車で見に行きました。天神で食べた豚骨ラーメンが美味でした。
次に韓国の釜山に中学生の息子と見に行きました。運航が始まったばかりのアシアナ航空でソウルに行き、バスを乗り継いで釜山のスタジアムに。試合が終わり帰りのバスを見つけようとするが、すべてハングル文字で意味不明。バスを諦め、タクシーを捕まえようとするが大苦戦。やっとの思いでタクシーに乗りソウルに向かいます。もう夜も遅く、タクシーはネオンがギラギラの歓楽街に入って止まりました。宿のおじさんが出てきて迎えてくれましたが、これはどう見てもラブホテル。インターネットで一泊4,000円とケチったのが運の尽き。初めに通されたのが病院の手術室にあるような変な形のベット。思わず息子と顔を見合わせ「これは無理だ」と。なんとか布団の敷いてある部屋に代えてもらって一安心。もう夜の11時で、言葉の通じないおじさんにやっとの思いで「焼肉を食べたい」と伝えると、近所のお店まで案内してくれました。おいしい焼肉を食べて宿に戻りましたが、テレビをつければいやらしい番組ばかりで、二人で布団をかぶって寝てしまった珍道中でした。
片山津温泉
ゴルフ仲間から「石川県の片山津ゴルフ俱楽部に行きませんか?」と誘われたので行ってきました。ゴルフ場は片山津温泉の近くなので温泉に宿泊です。温泉は塩分が強いお湯で、湯冷めしにくくとても良い温泉でした。食事はのどぐろの塩焼きや新鮮な刺身をいただきました。
片山津ゴルフ倶楽部は、90ホールものコースを有する北陸ではトップクラスのゴルフ場です。その中でも白山コースというのがものすごいコースでした。富士山のような砲台のグリーンを大きく口を開けたバンカーが囲んでいます。今まで行ったどこのゴルフ場より難しいコースだと思います。
帰りは加賀温泉駅から金沢で新幹線に乗り換えます。窓口で指定券を買おうとすると「席が別々になります」とのこと、「お二人一緒の席はグランクラスしかありません」。仕方なくグランクラスに乗りましたが、素晴らしいリクライニングシートでびっくりしました。お酒を飲んで今までになく熟睡して、しかもいびきをかいていたようです。ちょっとリッチな旅行となりましたが、満足のいくものでした。
指宿
鹿児島支店が引越しをしたこともあり、数年ぶりに鹿児島を訪れました。鹿児島には何かと縁があり、10年以上前に鹿児島出身の社長さんが8月に亡くなった京セラの創業者である稲盛さんを呼んでイベントをするということで訪問したのが初めてです。稲盛さんともお会いして一緒に写真を撮ってもらいました。その数年後に、やはり鹿児島出身の社長さんが日本シリーズを見に福岡ドームに招待していただき、鹿児島も案内していただきました。
今回が4回目の鹿児島訪問で、鹿児島支店の新しいオフィスと美人揃いの社員と少しだけ交流して支店を後にします。お昼は天文館にあるラーメン屋さんに。豚骨ですがあっさりとしたスープを堪能しました。
レンタカーを借りてフェリーで桜島に向かいます。船が出船して車から降りようとしたら皆そのまま車の中にいて出てきません。約15分の航行であるのとこのフェリーが島民の足となっているのが窺えます。桜島を一周してまたフェリーで戻って指宿(いぶすき)を目指します。指宿は薩摩半島の南端にあり、砂むし温泉が有名です。10数年前に訪れたときは、台風の影響で入れませんでしたのでリベンジできました。翌日はいぶすきゴルフクラブでプレイして帰路につきました。開聞岳と海に囲まれた絶景を堪能できるゴルフ場でした。
10年ぶりのゴルフ場
息子と約10年ぶりに群馬県にあるメイレイクヒルズカントリークラブを訪れました。このゴルフ場には天然温泉の露天風呂がありますので、それも楽しみに車を走らせます。日曜日でも食事付きで1万円と10年前と変わりません。
早速カートを走らせて1番ホールへ。「ん~ 太陽光だ」、コースの周りが太陽光発電のパネルで埋め尽くされています。どうやら敷地の一部を太陽光発電の基地としたようです。その影響でコースレイアウトも変わってしまいましたが、昼の冷や汁定食と温泉は変わっていませんでした。
このゴルフ場には置いてありましたが、最近ゴルフ場の風呂場からビニール袋が消えていることが何回かありました。環境保護の観点からと思われますが、汗でびしょびしょになった下着や衣服をビニール袋なしにどうやってバッグにしまい込むのでしょう。家から「マイビニール袋」を持って来いとでもいうのでしょうか?私のホームコースではプラスチックのグリーンホークが廃止され金属製となりました。しかし、ゴルフマーカーやスコアを記入する鉛筆はプラスチックのままです。
大量にCO2を排出する火力発電を廃止して原子力発電が見直されています。福島の事故や現在のウクライナの原発の状況を忘れてしまったのでしょうか。訳のわからない形だけの環境保護だけが独り歩きして、物の本質を忘れた間抜けなことをしていないでしょうか?
せめて、ゴルフ場の風呂場からビニール袋をなくすのだけは勘弁してください。
呼子のイカ
私はイカが好きで、よく刺身で食べます。スルメイカが一番おいしいと思いますが、スミイカ、シロイカ、ヤリイカもおいしいですね。ふるさと納税の返礼品を検索していたら、「呼子のイカ」とあり、おいしそうな写真が載っていました。調べるとケンサキイカでヤリイカの一種なのですが東京のスーパーで売っているヤリイカとは別物なのです。これは食べに行かねば。
福岡空港から電車に1時間半揺られて佐賀県の唐津駅に。そこから車で唐津観光をして呼子のホテルへ。夕食は部屋食でお待ちかねのイカの活き作りの登場です。身が薄く透き通っていて、ゲソはくねくねとまだ動いています。刺身は甘くてとても美味でした。「残りを天ぷらにしますから、身をすべてよけてください」と女中さん。そして揚げたてのイカの天ぷらの登場です。塩をつけていただきます。「こんなおいしいイカ天食べたことない」と言うくらいおいしかったです。「お客さんが夕食の1番目だったので、揚げてすぐ部屋に持ってきました」と女中さん。女中さんのナイスプレイが、美味の一番の要因だった気がします。
次の日は昭和12年開場の唐津ゴルフクラブへ。乗ったタクシーが窓を手動で開けるレトロな車。「運転手さんこの車何キロ走っているの?」との問いに「120万キロ」と驚愕の回答。エアコンはほぼ効きませんでしたが、推定80歳のドライバーさんで、やさしいおじいちゃんでした。
ゴルフ場は唐津の街と海が見渡せる素晴らしい景観のゴルフ場です。昼食は目の前で握ってくれるお寿司と12品の小鉢と天ぷらと焼き魚という豪華なもので、ゴルフ場の昼食としては秀逸です。
帰路の福岡空港では「ラーメン滑走路」という豚骨ラーメン街があり、おいしい豚骨ラーメンを堪能しました。すべてに満足した唐津の旅でした。
大谷晋二郎
プロレスラーの大谷晋二郎が、4月に試合中に技を受けて頚髄損傷となり、いまだ寝たきりの状態となっています。この事故の様子をYouTubeで見ましたが、対戦相手の杉浦の技の掛け方が悪かったわけではなく、ジャーマン・スープレックスを受けた大谷の頭と首がコーナーマットに当たる角度が少し悪かったような気がしましたが、そんなに違和感のない技の受け方でした。
大谷は派手さのない地味なレスラーですが、一生懸命にレスリングをやっている姿は好感が持てました。もしかしたら、奇跡的に病室のベッドから立ち上げってといったかすかな期待も叶わず、いまだベッドに伏せたままです。
ハヤブサ、高山善広に続く試合中の大きな事故になってしまいました。私は京都大学IPS細胞研究財団に毎月寄付していますが、頚髄を損傷して動かなくなった体がIPS細胞を使って動くようになることを願わずにはいられません。
ゴジラ・ザ・ライド
6月に誕生日を迎える小学生の孫が、「誕生日プレゼントとして西武園遊園地に連れてって」とゴールデンウイークの初めに言われました。誕生日はまだひと月以上先なのに、なんとも気が早いものです。
5月の2日に学校を休んで西武園遊園地に車で向かいます。遊園地に行くのが楽しみで朝の4時まで眠れなかったというのですからかわいいものです。駐車料金1,800円、園内で使える通貨付きの入園料が二人で18,000円と高めです。
お目当ては銭天堂というわけのわからない太ったおばさんです。このおばさんに会うのに1,320円。おばさんからクッキーをもらって、宝探しの旅へ。宝物はすぐに見つかり、おじさんから本に挟むしおりの様なものをもらっておしまい。駄菓子を買ったり、射的をやったり、スマートボウルといった昭和の遊びをして、観覧車に乗って、そしてゴジラ・ザ・ライドというアトラクションに。
私が小学生の頃に、下高井戸の映画館で「ゴジラ対モスラ」の映画を見たのを思い出します。ザ・ピーナッツという双子の女性歌手が「モスラーやモスラー」と歌っていました。ま、そんなもんだろうと思っていたら大間違い。CGでのゴジラとキングギドラの迫力が半端なく、椅子が動いているだけなのですが、気を失いそうなくらい怖いです。「もうやめてくれ~」と思ったらまた地獄に突き落とされるような迫力、正直言って、終わった後に気分が悪くなりました。
とんでもない恐怖を味わいたい方、「ゴジラ・ザ・ライド」お勧めですよ。
久々に東京競馬場
久々に東京競馬場に行きました。現在の東京競馬場は、ネットで入場券か指定席を買わないと入場できません。しかもクレジットカードをアプリに登録して、そしてスマホでQRコードを入り口で提示しての入場です。入場券はすぐ売り切れて、仕方なく当日の朝にキャンセルされた指定席の残券をネットで購入して馬場に向かいました。
いつも通りにコンビニで酒とつまみを仕入れて京王線に。車内で競馬新聞を広げている人が少ないのが気になります。QRコードを提示して観客席に向かいます。「年寄りがいない」。若者と家族連れと中年のおじさんばかり。ワンカップを手にして観戦しているのは自分だけ。売店は600円の生ビールを400円に値下げして売っている始末。競馬場の風景がまるっきり変わってしまいました。若者ばかりです。
ビールと酎ハイとワンカップと売店の焼きそばを堪能して5レース程遊んで帰路に向かいます。車中で寝てしまい、最寄り駅を寝過ごしてしまいました。赤鉛筆を耳にさして競馬新聞を広げて楽しんでいたお年寄りは何処へ。
早く終わってほしい
テレビをつければウクライナに関する報道ばかりで、ついチャンネルを変えてしまいます。人々の悲しむ姿など見たくありませからね。
そんな私が、YouTubeを見ていたらウクライナの防空システムとロシア戦闘機との戦いの映像が目に入ってきました。防空システムからの凄まじい数の赤い閃光、そして戦闘機からの応戦。私も妻も声を失って、ただただ見入るばかりでした。かなりの数の戦闘機が撃墜されましたが、パラシュートで脱出できたのは少なかったように思います。優秀なロシア軍のパイロットが亡くなり、その家族のことを思うと悲しくなりますね。
長らくボクシングのヘビー級王者として君臨したウクライナ出身のクリチコ兄弟。兄のピタリはキエフの市長として今闘っています。弟のウラジミールはキエフで予備軍に入隊して国を守っています。また、ボクシングの元世界3団体ライト級統一王者のロマチェンコがウクライナの防衛隊に参加したと報じられています。闘うところが違うだろと思いますが、生きてリングに戻ってくることを祈るばかりです。
アトラスも少しばかりですが、ウクライナ大使館に寄付をしました。「早く終わってほしい」という願いを込めて。
生涯弁護人
ゴーンさんの弁護を担当した弘中惇一郎弁護士の裁判での記録です。証人や裁判官、検察官など実名で記載され、名指しで「無能な裁判官」などと書かれているのでとても面白く読みました。本書は2冊で構成されていますが、鈴木宗男・小澤一郎・村木厚子・三浦和義などが記載されている「事件ファイル①」をまず読みました。
読み終わった感想は、「国家権力である検察の恐ろしさ」でした。また、裁判官も有能無能様々で、それによっても人の人生が平気で狂ってしまうこと。また、マスコミの受けを狙っただけの真実など明らかにしようとしない報道姿勢も驚きです。
厚労省局長の村木厚子さんの事件のことはテレビなどの報道で大まかなことは理解していましたが、鈴木宗男さんと小澤一郎さんの事件については、その政治的背景と国策捜査の内容に衝撃をうけました。国家権力総動員で政治献金や金の流れのあら捜しをして、どうでもよいような事を大犯罪に祭り上げる、その馬鹿力には脱帽です。
2冊目の「事件ファイル②」を読むのが楽しみですが、こんなことがまかり通っているようでは、北朝鮮について「あの国は・・・」なんて言えないですね。国家権力で人の人生を台無しにする国なのですから。しかし、それに対抗している弘中弁護士は偉い人だとつくづく思いました。国民栄誉賞をあげていただきたいと思います。
ソニーオープン
正月早々に松山がまたやってくれました。最終日の18番でバーディーを沈めて首位のヘンリーに追いつきプレーオフです。日本人は欧米人に比して体が小さくて見劣りしていましたが、松山は違います。相手のヘンリーの方が貧弱に見えるほど松山は立派な体格です。プレーオフでは、松山が2打でグリーンオン。対するヘンリーは、3打でグリーンへ。しかも松山のボールはピンそばのイーグルチャンス。この時点で勝負は決まりました。
テレビを見ていて胸のすく思いでした。戦後に力道山がシャープ兄弟を空手チョップでなぎ倒して喜んでいた人々と同じ感情が、戦後生まれの私でもあるような気がします。今年も、日本人が世界で活躍するのを見るのが楽しみですね。
ボクシングテレビ観戦
井上尚弥の防衛戦を楽しみにしていたら、ひかりTVのペイパービューということでした。ノートパソコンをテレビのディスプレイに接続しての観戦です。画質も良く、コマーシャルもないので試合に集中できます。井上の一方的な試合でしたが、挑戦者はムエタイ(キックボクシング)出身で打たれ強さが尋常ではなく、井上の強打を受けても表情一つ変えません。しかし挑戦者のことを考えると5ラウンドくらいで試合をストップしても良いような展開でした。井上は強いです。
井上のライバルであるノニト・ドネアも12月に防衛戦を行いました。相手は同じフィリピンの選手でしたが、ドネアの強さが際立っていました。最後は強烈なボディーブローでノックアウトです。強いです。井上との再戦はよい勝負になると思います。
4年前に海外で世界タイトルを奪取したのにもかかわらず、試合前のドーピング検査が陽性で、無効試合になった尾川賢一の4年ぶりの王座決定戦がアメリカでありました。録画放送をテレビで見たのですが、尾川が3度のダウンを奪って、見事IBFスーパーフェザー級のタイトルを勝ち取りました。1年の資格停止を受けて我慢し続けた結果ですから、本当に良かったと思います。