所長のミニコラム ~ Monthly column ~
偽装
フォルクスワーゲンの排ガス規制偽装問題が発覚して驚いていると、今度は旭化成建材の施工データの流用偽装事件、更にはタカタによるエアバックの試験データ虚偽報告事件と、情報の偽装問題が相次ぎました。
特に驚いたのが、エアバックの不具合で窮地に立っているタカタの後ろ盾とみられていたホンダが、タカタからの試験データの虚偽報告を受けて、新モデル車にタカタ製の主要部品を使用したエアバックを使用しないと表明したことです。その後トヨタや日産、マツダ、富士重工もタカタ製のエアバックの不使用を決め、更にはアメリカのフォードも不採用を表明しました。これで、エアバックでシェア世界2位の優良会社が存続の危機に面したと言っても過言ではありません。
何か問題が起きたら嘘を言ったり、言い訳を言ったり、その場を取り繕ったりするとこうなります。誰でも間違いは犯しますが、素直に正直にその問題と直面しないといけません。組織存立の危機になりますから・・・・
お祭り
近くの神社でお祭りがあり、孫を連れて行きました。小学生のころ、お祭りが楽しみで、出店がまだ開店の準備をしている早い時間から神社に行っていました。時には水くみなどの開店の手伝いをして、金魚すくいをタダでやらせてもらったり、更には店番までやって、それが親に知れてこっぴどく怒られた記憶があります。
水あめ、ソースせんべい、射的、焼きそばなどの出店は私が小さい時と変わりません。しかし、金魚すくい、ヨーヨー釣りなどのかつてのお祭りの代表選手の出店がなく、代わりにくじ引き、スーパーボールすくいなどの出店が目立ちました。
的屋(てきや)のお兄さんも、昔はちょっと怖い感じもありましたが、今はサービス精神旺盛で、ゲームを楽しませてくれます。時代とともにお祭りの内容も変わりますが、子供たちにとっては、年1回のお楽しみであることは変わりません。
朝食
私は毎日、しっかりと朝食をとります。納豆とご飯とみそ汁が定番ですが、週に1~2回は、インスタントラーメンかレトルトのカレーを食べます。ラーメンは大好きで、朝からでもおいしくいただきます。インスタントラーメンの私の中のナンバーワンはサッポロ一番みそラーメンです。食べると幸せを感じるラーメンです。
レトルトカレーもスーパーで売っているものはほとんど食べてみました。私は辛いのが好きなので、いつも辛口を買います。小さいころは、ボンカレーやククレカレーを「おいしいな~」と食べていましたが、今は後発のレトルトカレーの方がおいしく、ボンやククレはかなり私の中の順位を下げました。
数あるレトルトカレーの中で一番は「銀座カリー」です。銀座カリーの辛口を汗をかきながら食べると幸せを感じるのです。
屋外プール
杉並区の大宮八幡の近くに和田掘公園プールがあります。屋外プールですので夏場だけしか営業をしません。小学校時代、家からは少し遠かったのですが、友達に誘われて何度か行った記憶があります。7月のまだ寒い時期に唇を紫にして泳いでました。そして、プールの外には温かいおでんを売る人がいて、ひとつ20円のはんぺんをフーフー言いながら食べた思い出のプールです。
孫が遊びに来て「プールに行きたい」というので、およそ50年振りに和田掘公園プールに行きました。設備はかなり老朽化していましたが、掃除が行き届いていて、水もプールも大変きれいでした。1時間に1度、10分の休みがあるのも昔と同じです。
違っていたのは、来場者です。小中高校生が友達同士で来ている姿が見当たりません。一番多いのは小さい子供と一緒の家族連れ、そして甲羅干しをしている中年のおじさん。友達と連れ立って近所のプールに行って遊ぶなんてことはしないのでしょうか?塾やゲームで忙しいのかな・・・ ちょっと残念な感じがしましたね。
北陸新幹線
私のゴルフの先生がシニアの女子プロツアーで富山に行くということで、私も観戦&ゴルフという目的で初めて北陸新幹線に乗りました。朝の6時20分の始発です。停車駅は東京→上野→大宮→長野→富山で、2時間10分ほどで到着です。長野駅の次が富山というのがすごいですね。長野の山間を抜けて日本海を右手に見ながらトンネルをいくつかくぐると、アッと言う間に富山駅です。さすが日本が誇る新幹線です。
富山駅から高岡にあるゴルフ場まではシャトルバスが出ていて、高速に乗って約30分で到着です。往年の女子プロが出場していました。なかでも驚いたのが岡田美智子プロです。35度を超す猛暑の中、真っ黒いウエアを着ていました。引き締まった体つきで、とても70歳とは思えません。ティーショットを打てば他のシニア選手とほぼ同じ飛距離を出し、スタスタと歩いていました。日々のトレーニングの成果でしょう。
観戦の翌日、高岡カントリークラブでプレイをしました。18ホールをスルーで回り、「せっかく来たんだからもうハーフをやろう」ということでワンハーフのラウンドです。夜は温泉に入って富山湾の名物である白エビを食べながらおいしいお酒を飲みました。北陸がこんなに近くなるとはびっくりです。日帰りも無理なくできますね。
リーダー
ギリシャが大変なことになっています。もともと過去におけるギリシャのリーダーが人気取りのために年金を手厚く、公務員には高い給料を支払い、そしてその財源をユーロによる借入金で賄っていたことが借金漬けの原因です。
ギリシャの現リーダーは、債権者であるドイツやフランスが「年金を減らし、公務員の給料も下げろ」という要求にも応じず、その結果、現在の状況を迎えています。一国のリーダーの責任の重さを感じます。
会社経営でも同じです。従業員が国民で、社長が首相です。社員に甘く仕事の成果に比べて高額な給料を支払い続ければ資金は枯渇し、給料の引き下げを決断しなければ借入金が増え続け、挙句の果ては倒産してしまいます。
社員も国民も一度甘い汁を吸うと、それが当たり前になり、元には戻れないのです。
懲りない海釣り
福島から釣り好きな甥っ子がゴールデンウイークに泊まりに来たので、約1年振りの海釣りに出かけました。釣り宿は金沢八景の太田屋です。映画の釣りバカ日誌の船宿です。釣りものは鯵です。針にイカを紅色に染めたものを付け、こませを振って釣ります。船頭の「どうぞ」の掛け声で仕掛けを海に沈めます。アタリがあると竿先がぶるっと震えるのですが、アタリがありません。船はポイントを次々に移動して魚群探知機で魚影を追います。なかなかポイントが絞れないようで、船は移動ばかりして釣ることができません。やっと「どうぞ」の声で釣り始めても、まったく魚の反応はなく、アタリがありません。結局、釣り初めの12:30から納竿の15:30まで、ひとつのアタリもありませんでした。隣の常連さんも「こんなにアタリがないのは初めてだ!」と言っていました。船中でアジが数匹連れただけで、私も甥っ子も息子も隣の常連さんも一匹も釣れない、いわゆるボウズでした。
はるばる福島から来た甥っ子にこれでは申し訳ないので、2日後に今度は江の島の腰越漁港にある雅美丸を予約しました。1日船で朝の6:30に出船です。かなり船を走らせ1投目です。魚のアタリがあり、釣り上げると型の良い真鯛が釣れました。しかし、その後が全く続きません。アタリがなく、2日前と同じような状況です。
昼も過ぎて納竿1時間くらい前に船を走らせて船団の中に入り、おもりを重いものに付け替えて、仕掛けを海に投入すると型の良いサバがかかりました。甥っ子も喜んでサバを釣っています。船頭がお土産のサバを釣らせたのです。
私は相変わらずの船酔いで、しんどい思いをしながらの釣行となりました。釣ったサバは塩焼きをして食べました。おいしかったです。
5キロの駅伝
味の素スタジアムで駅伝大会に参加しました。1チーム4名で、1人5キロを走る駅伝です。
1か月前から1周450mのトラックを3周から走り始め、大会の2日前には12周走れるようになりました。「あ~自分でもこんなに走れるんだ」というのが率直な感想で、走った後は爽快感さえ感じます。
アトラスからは3チーム12名の参加です。味の素スタジアムのトラックをスタートして、調布飛行場の横を通ってまた戻ってくるコースです。私は、最終走者です。第1走者は30分を切るタイムで自己ベストで帰ってきました。「酸欠状態になり、視野が狭くなった」とのことです。第2走者は中学生、毎日2キロ走っているということでかなり速いタイムでタスキを渡します。第3走者は元長距離(3千メートル)のランナーです。スタートはほぼ全速力で走り去り、皆で「これはすごい」と驚きです。しかし、トラックに戻ってきたときの形相は鬼のようで、「誰にタスキを渡したのかも覚えていない」くらい辛かったようです。
タスキを受けた私を他のランナーが次々に抜き去っていきます。私はとにかく自分のペースを守る保守的な走りに徹しました。しかし、普段の練習よりオーバーペースとなり、残りの1キロが辛いこと辛いこと。それでも何とか走り切り、3チーム全員が完走できました。
飛田給の駅の近くの飲食店で打ち上げをしましたが、私は飲みながら疲れ果てて寝てしまいました。私が起きるまで皆待っていたみたいです。スミマセン・・・
4スタンス理論
かなり熱を上げてゴルフをやっておりますが、なかなか思うようにはいきません。いろいろな先生からレッスンを受けましたが、いざゴルフ場で実践すると右にファー、左にファーの非常事態になります。水泳をしているスポーツクラブにゴルフスクールがあり、ダメもとで体験レッスンを受けました。
まず、先生が私にいろいろなことをさせて、「あなたはかかと体重だから、体重移動をしないで打つタイプです」と言われました。身体の特性によって人は重心の位置が4種類あるというのが4スタンス理論です。A1がつま先内側型、A2がつま先外側型、B1がかかと内側型、B2がかかと外側型の4種類です。
私は、B1かB2か分かりませんが、かかとに重心があるのは自分で間違いのないような気がします。右足の前にボールを置いてクラブを振るような感覚がベストのようです。先生の指導を受けてから、なにか安心してクラブが振れるようになり、スキルアップしているのが実感できます。
ゴルフは体重移動のスポーツであると一般的に言われていますが、体の重心がつま先にあればそれも理にかなっているようです。しかし、かかとに重心がある人が体重移動してスイングすると何か違和感があるように思うようです。
この理論でシングルを目指します。
林原家
トレハロースやインターフェロンの量産化などで有名な株式会社林原の前社長が書いた「林原家」という本を読んでみました。代々の同族経営で、2011年に倒産してしまいました。売上高300億円くらいで1,300億円の借入金があった状態での倒産です。
当時の社長は、一切財務にはノータッチで、代々築いてきた不動産などの資産が多額にあることから、この状態でも危機感は全く持っていなかったようです。通常、年間売上高と同じくらいの借入金がある状態で、「この会社はかなりやばい」と判断しますが、年間売上高の4倍以上の借入金ではもう破たん状態です。
ここまで銀行が貸し込んだのも、担保となる不動産があったからで、「潰れても元は取れる」といったことからでしょう。借入金の返済は日々の営業活動で稼いだキャッシュフローの中からするもので、担保となっている不動産を処分してするものではありません。
会社の資金を湯水のように研究開発費に使えるのが同族経営の利点であると著者は述べていますが、湯水のように使えないように、事業計画をしっかり立て、予算制度を導入し、内部統制が効くような企業統治をしっかりすることが、同族経営にも必要なことは言うまでもありません。
水泳を再開
小さい時から父親によく海に連れて行かれたことから、泳ぐのは好きです。20年以上前から昼休みにプールに行って泳いでいましたが、ここ数年はご無沙汰でした。しかし、また泳ぎたい気持ちがムラムラと湧いてきて、事務所の近くのスポーツクラブに入りました。このスポーツクラブに入るのはこれで3回目です。つまり2回入って続かずに2回退会したということです。
ビート板でバタ足50m、クロール50m、背泳50m、平泳ぎ50mを2セットやると400mで約15分です。しばらくこのパターンで泳いでいると、プールのインストラクターが「20分以上泳がないと脂肪は燃焼しませんよ」と言われました。もっと泳げということです。そこで、先ほどのパターンを増やして、2セットを4セットにしました。800mを約30分かけて泳ぐことにしたのです。
まず泳げるのかが心配でしたが無理なく泳げました。泳いだ後は気持ちよく、洋服に着替えた後も汗が止まりません。しかし、疲れが3日くらい残って、仕事にも多少は影響しましたが、自信になりました。
吉永小百合さんは毎日1km泳いでいるそうです。それであの美貌を保っているのです。私も毎日1km泳げるようになって、今の美貌を保つよう努力いたします。
ペヤング
私はラーメンが好きで、カップ麺も大好きです。ペヤングの焼きそばも昔からの好物で、よく食べています。そのペヤングのカップ麺にゴキブリが入っていたことから、販売中止にまで追い込まれています。
今から40年ほど前の高校一年の夏休みに、とある有名な菓子メーカーのパン工場でアルバイトをしていました。その工場はかなり古く、雨が降れば雨漏れがして、建物も隙間だらけの状態でした。
早朝に工場に出社すると、小さいゴキブリがたくさん歩いています。そして当然のごとくパンの中に入り込み、その都度工場の課長さんがゴキブリの入ったパンを食べたお客様へ菓子折りを持って謝りに行っていました。何度もその光景を目にしました。
そんな経験があることから、「ゴキブリがカップに混入することもあるよな」と思います。飲食店で食事をしていても、テーブルの上を小さなゴキブリが歩いているのはよくあることです。
今回のゴキブリ混入で、ペヤングは全商品の販売自粛という事態にまでなってしまいました。「そこまでしなくても」と思いますが、いかがでしょうか・・・