所長のミニコラム ~ Monthly column ~
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大相撲八百長疑惑
ロシア人のお相撲さんが大麻で捕まって、挙句の果てには八百長相撲を見たのやったのと言いたい放題。マスコミも何年も前から大相撲の八百長疑惑を報道して、相撲協会は裁判まで起こしている。
相撲は国技ということで他のプロスポーツとは別格扱いされている。しかし、力士本人にしてみれば、体を生かした金儲けのための一職業にすぎない。見ている方も、ボクシングや総合格闘技観戦と何も変わらない感覚で見ているだけ。
八百長があっても楽しい取り組みであれば問題なし。八百長をやったからって誰にも迷惑がかかるわけではない。「あっ、この勝負は八百長かな?」なんて相撲を見るのもひとつの楽しみ方。
朝青竜が横綱審議会でその素行がやり玉にあげられている。そんな悪いことを何もやっていないのに、大鵬みたいな優等生と比較すれば皆悪役になってしまう。勝負の世界は強い者が絶対者。品行方正な格闘技なんて誰も見たいとも思わないのでは・・・・ それにしてもこんなことが真剣に議論されて報道されている日本。私にとってはどうでもよいことであるのに。やはり日本は平和ですね・・・
お金が返ってこない!
ニュースで八王子の自動車教習所が倒産して、突然閉鎖されたとありました。教習料は前払いですから、教習中の受講生は堪ったものではありません。また海外留学を斡旋する会社も倒産し、留学費用を前払いしていた留学生が困っているとの報道もありました。
このようにサービスを受けるためのお金を前払いするということは、一時的にでも相手企業にお金を信用で貸すということですので、企業の信用力が大事になります。しかし、企業の決算書が公表されるわけでもなく、一般の利用者が企業の信用力を知る術などありません。業種別に企業が格付けされる制度ができると安心ですよね。
都心で事務所や店舗を賃借する場合にも月額家賃の10か月分といった多額の保証金を大家さんに預けます。この保証金も何年後かの退去時に返却される保証はありません。現行の法律では大家さんが破綻して借りている事務所や店舗が競売されると、賃借人は競売で買い受けた新たな大家さんに保証金を請求することはできないのです。保証金の請求は破綻した大家さんにすることになりますが、払ってもらうことは不可能でしょう。
銀行に預けたお金も安心とは限りません。実際にペイオフがはじまっていて、どんな銀行でも破綻すれば預金の払い戻しがされない危険性を抱えています。銀行に預けてもペイオフの対象にならない預金としては無利息の普通預金があります。実際に無利息の普通預金に数億円を預けている団体もあります。会員から集めた大切な資金ということで、もっとも安全な方法で資金を銀行に預けているのです。このくらいの慎重さが、他人のお金を預っている企業にチョッとはあってもいいですよね・・・・
世界同時不況?
日本のバブルが崩壊して経済が立ち直るまで約10年間かかったことから、バブル崩壊後の日本経済は空白の10年間と言われています。私が独立開業したのが平成2年で、バブルがまさに終わろうとしている時でした。実際にこの空白の10年間に身を置いて「経済って怖いな」と思い、また、こんなダイナミックな経済変動を経験できたことを「2度とない経験」と思っていました。
しかし、今のアメリカの信用不安に端を発した世界的な信用不安は、日本のバブル崩壊とはまるっきり違った恐ろしさを感じます。世界的な金融機関がドル資金の提供を渋り、本来信用が売り物の金融機関が、同じ金融機関を信用していない状況です。つまり世界的にドルの貸し借りという金融機関本来の信用創造機能が麻痺しているわけですから只事ではありません。こんな状況が続いたら全世界的に資金を必要とする企業にお金が廻らなくなり、世界経済は大混乱になります。
日本のバブル崩壊を2度とない経験と思っていましたが、今回の世界的な信用不安も2度とない経験になりそうです。でも、まぁ心配して悲観ばかりしていても仕方ありません。「何とかなるさ、何とかならなかったらその時に考える」といったノリも必要ですよね。
どうなる?日本経済
アメリカのサブプライムローンを発端に株価は下落し続けたままで、中でも金融機関の株価の下落がかなりきつくなっています。そして、地価の下落も顕著になり、同時に金融機関の不動産関連企業への融資が厳しくなって、建設及び不動産関連会社の倒産がこの数ヶ月でかなりありました。建設基準法の適用を巡る国の体たらくで打撃を受けていた建設不動産業者にとっては、命綱である金融機関の融資が止まってしまえばもうそれまでです。
建設業は下請けなどの裾野が広いことから、経済的にかなりの打撃がありますが、金融機関の業績不振はそれ以上に打撃があります。追加融資の停止や、融資資金の積極的な回収により体力の弱い企業はひとたまりもありません。
また、金融機関のシステム投資が縮小されることによる経済のマイナスの波及効果も心配されます。金融機関のシステム投資は、コンピュータシステム業界に大きく影響するのです。コンピュータシステム業界も建設業と同じで2次下請け、3次下請けと裾野が広く、システムの仕事も金融機関のシステム投資から様々な仕事が生まれるのです。ですから、金融機関のシステム投資が減ると、コンピュータシステムの業界全体も元気がなくなってしまうことになります。
業界で比較的元気があったシステム関連の会社も元気がなくなると思うと、ちょっと日本の景気も心配ですね・・・
ダブルタイトルマッチ
7月30日に代々木第1体育館、内藤大助と坂田健史のダブルタイトルマッチを見に行きました。両者とも日本人が挑戦者で面白みに欠けるかなと思いましたが、各選手の大応援団が歓声をあげて会場は盛り上がっていました。
坂田の試合は、少々退屈でしたが、順当にタイトルを防衛しました。内藤は、9ラウンドまでほとんどパンチをかわされ、あせっている状況が伝わってきました。しかし、10ラウンドにパンチが当たってノックアウトで防衛です。胸がスッとしましたね。
亀田の長男と三男が観戦に来ていて、試合後に長男がリングに上がって内藤の手を上げていましたが、翌日の新聞ではこれがTBSのやらせではないかとの抗議の電話がかなりあったとありました。何でこんなことに抗議するのかまったく意味不明です。やらせだって何だって構わないと思いますが・・・。でも、亀田でなくて、赤井英和がリングに上がった抗議の電話もなかったでしょうね。亀田ガンバレ!
最近の格闘技観戦
しばらく振りに新宿FACEと武道館に行きました。新宿FACEは障害者プロレスドッグレッグスの観戦です。5月17日に子供と歌舞伎町へ電車でゴー。まずは腹ごしらえということで熱いしゃぶしゃぶを食べながら冷たいビールをゴックン。会場は満席で、今まで見た中では一番面白かった試合でした。スーパーヘビー級王者の鶴園誠さんもいつものクールなスタイルで勝利をあげていました。新宿FACEはお酒を飲みながら観戦できるのでありがたいです。帰りは雨でしたが、満足な土曜日でした。
武道館は、6月12日にプロボクサー長谷川穂積の防衛戦です。武道館の中のビールは並ぶし高いしで、コンビニでビールとつまみを買い込みます。そして、26年前に九段下に勤務していたときに通っていた中華料理屋でマーボー麺と餃子と生ビールを2杯、子供と一緒に前祝です。それから武道館のアリーナ席に。長谷川はさすがに強いですね。6度目の防衛です。TKOの圧勝でした。6月26日に東京プリンスで祝勝会がありましたが、これには残念ながら出席できませんでした。
亀田興毅がメキシコで復帰戦をするとのニュースがありました。メキシコなんかではなくて、日本でやってもらいたいですね。日本のジムに所属していないから日本で試合できないようですが、残念です。有能な日本人ボクサーが、日本で試合できないなんて・・・。 個人的には亀田家のような悪役的な存在はおもしろいですね。所詮殴り合いですから、品行方正などいりません。弟が内藤相手に大暴れしましたが、あれはあれでプロ的にはナイスファイトではないですか。要はお客さんが興奮して喜べばよい訳で、わけの分からない評論家がおりこうさんなことばかり言っていると腹が立ちますよね。
プロボクシング協会も、輪島と具志堅が会長や役員になっていたら違っていたでしょうね。残念です。
亀田よ、早く帰って来い!
久々の旅行
平日に休みを取って久々に3泊4日で国内旅行に行ってきました。まるっきりの思いつき旅行で、飛行機の予約も前日なら、ホテルの予約も前日か当日といったいい加減さ。
出発の前日夜に広島行きのチケットを予約し、翌日早朝に羽田を発ち広島空港へ。空港でレンタカーを予約して原爆ドーム、宮島と行きホテルに一泊。
2日目は岩国の錦帯橋を見て、今度は呉に逆戻りして大和ミュージアム見学。そこから既に予約してあった下関のホテルへまっしぐら。関門橋を見て連れの子供とボウリング。運転で疲れ果てたのか数年ぶりのスコアー100以下、子供に負ける。夜はふぐを食って、ホテルのラウンジで酒を飲みカラオケ。
3日目は、朝起きると二日酔い。ホテルのネットで島根の玉造温泉のホテルを当日予約。秋吉洞、秋吉台を見て萩を通って日本海を北上。出雲大社を見学して玉造温泉へ。温泉に入り、夕食を食べたら9時前に就寝。
4日目は、鳥取砂丘を目指して日本海沿いをドライブ。鳥取砂丘を見学して、時間が余ったのでまたボウリング。今度は子供に勝つ。鳥取空港でレンタカーを乗り捨て羽田へ。4日間で1,000キロ近く運転したので、かなり疲れたが中国地方の行きたかったところへ行けたので満足でした・・・
士業における業務の電子化
税理士業務においては電子申告(e-tax)が推進され、司法書士業務では登記の電子申請が推進され、社会保険労務士業務でも電子申請が推進されています。
しかし、税理士の電子申告でもボタンひとつで簡単にできるといったものではありません。かなりの時間をかけて試行錯誤しながら電子申告を軌道に乗せているのが各会計事務所の実情でしょう。こうなると電子機器が不得手な税理士や司法書士や社会保険労務士は困っていると思います。特に高齢の専門家は頭を抱えている状況ではないでしょうか。
アトラスでは、電子申告以外でも電子化が進んでいます。送られてくるFAXはすべてサーバーに電子情報化されて、各担当者がネットワークを通じてデータを取りに行くようになっています。そして、紙での書類保存の代わりにデータを直接PDF化して業務の効率化を計っています。資源保護、二酸化炭素削減にも少しは役立っているかもしれません。
世の中の電子化の流れは勢いを増しています。これについて行く事ができなければ、いくら専門的な知識を持っていても、それを活かしきれないことにもなりかねません。士業としての専門家にとっても大変な時代になりました。
ねんきん特別便
世間で騒がれている年金問題。私には関係のないものと思っていたら「ねんきん特別便」なるものが自宅に送られてきた。加入記録が印刷されており、これを見てびっくり仰天。私が独立した以降の年金記録の記載しかない。アーサーヤング会計事務所(現アーンスト・ヤング)、興亜監査法人、岩下会計事務所に勤務したおよそ11年間の年金記録がありませんでした。自分では25年間の年金受給資格要件をクリアしていたと思ったら、社会保険庁の記録では11年も足らないことに・・・。また、11年間分の給料から天引きされていた保険料が払っていないことなんて信じられません。
このことを事務所で話したら、何と未だ30代の社員にも年金特別便が来て、私と同様に過去の記載が漏れていたとのこと。まるでデタラメ。
今頃大騒ぎしているのだが、こんな単純なことは何10年前にも分かっていたに違いない。隠蔽しつくしてここまで来たのでしょう。今までどれだけの人が不条理に減額された年金を受給したことか・・・ 国家的な詐欺ですよね。
ミートホープの社長が実刑判決を受けたのに、国民の命綱である年金を不当に少なくして国民を苦しめた役人が何事もなかったように退職金をもらってハイさよなら。
渋谷区役所での確定申告の無料相談で来たおばあちゃん。年金の確定申告で数千円の納税が出て、「この数千円でも払うのが大変なんです」と言っていたが、このことを肝に銘じて国民のために仕事をしてもらいたいものです。
公認会計士のインサイダー取引
新聞で、公認会計士がインサイダー取引をしていたことが発覚したと出ていました。企業の内部情報を知りうる立場としてあってはならないことです。
私も10年間、公認会計士として監査業務をやっていましたが、株価が大きく動くような内部情報に触れることはそんなにはなかったと記憶しています。よほどよい材料であったのでしょう。
そもそも公開会社を監査する会計士は、株の取引を禁止すべきですね。この会計士も知人の名義などで取引をしていたようですが、あってはならないことです。
新日本監査法人の面々が報道陣を前に頭を下げている姿など同業として見たくないですね。コンプライアンスを叫んでいる監査法人が、コンプライアンスを叫ばれるようになるなんて・・・
会社で働くこととは?
働く人にとって会社とは何かと聞くと、「自己実現の場」「生活するお金を稼ぐ場」「楽しい仲間と一緒にひとつの目的に向かっていく場」などという答えが返ってくるのでしょう。経営者からすれば、「会社は利益をあげて働く人の生活を良くする場」であると考えています。「利益なくしてよい生活なし」は間違いありません。したがって、いかに会社で利益を稼ぐかという究極の目的のために、志を同じくする管理職が組織の一員としての従業員を管理することになります。
管理するのは「会社で利益をあげて皆の生活を良くするため」という目的を達成するためなのですが、このことを理解できない社員にとって管理されることは苦痛以外の何物でもありません。また利益をあげるために社員を管理する方の管理職もかなりの苦痛を伴います。誰でも人からはよく見られたいものですが、管理職は利益追求の名のもとに従業員に対して本来なら言いたくないことも言わざるを得ない、悪役になることも必要なのです。
管理的な注意を受けて「はい分かりました以後気を付けます」というのが通常の社会人の返答ですが、「では、Aさんはどうなんですか?」「何で私だけ注意されるのですか?」といった返答がよくあります。管理的な注意に対する返答ではなく、問題をすり替えて自分の行動を正当化する返答です。
この問題のすり替えがこの頃目立ちます。友達同士での会話であるのなら構いませんが、利益を追求する組織において、この会話では話になりません。苦痛に対する感情をコントロールして、皆が気持よく生活できる組織を目指したいものです。
焼酎飲んで社会貢献
レーシングドライバーでもあり、登山家でもある片山右京さんと、児童養護施設の子供たちを応援している山田百合子さんが主催する「夢のかけ橋プロジェクト」とが共同で焼酎「右京」を発売します。
焼酎「右京」の売上代金の一部は、片山右京さんのチャリティー事業と「夢のかけ橋プロジェクト」の運営資金に回されます。
皆さんが焼酎「右京」を飲めば飲むほど自動的に社会貢献していることになります。飲み屋さんに行ったら「焼酎右京をください」と言ってください。「置いてない」と言われたら、「置いてください」と言ってください。酔っ払いながら社会貢献ができる画期的なシステムですので、ぜひとも世の中に広く伝えていただくことをお願い申し上げます。