所長のミニコラム ~ Monthly column ~

12月のミニコラム

ゴルフ場倒産

先月に福島在住のゴルフ仲間と水戸レイクスカントリークラブに行ってきたばかりなのに、新聞に「水戸レイクスカントリークラブ民事再生法を申請」と出ていました。高速のインターからも近く、フラットななかなかのコースでしたが驚きです。負債総額110億円で、近隣ゴルフ場の値下げ競争に巻き込まれたのと、預託金償還問題が原因のようです。

ゴルフ場は、ゴルフ会員権を発行してお金を集めるのですが、そのほとんどを預託金として預ります。預託金とは、ゴルフ場にとっては預り金のことで、「10年とか20年したら返します」といったものです。預り金であることから会員権を発行して数10億円を集めても税金はかかりません。つまり、無税で数十億円も集められることから、この預託金方式が流行ったのです。しかし、預ったお金は返さなくてはなりません。でも、この景気では返せませんよね・・・

2010.12.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
11月のミニコラム

タコ

初めて千葉の富津に乗り合い船でイイダコ釣りに行きました。イイダコ釣りの仕掛けは針がついたテンヤにラッキョウを糸で結びつけた簡単なものです。イイダコは白いものに抱きつく習性があることから餌はラッキョウなのです。

船は釣り人で満員、隣の人とオマツリしながら38パイのイイダコを釣りました。私の隣の人は2本竿で101パイとトップです。

家に帰り、イイダコの頭にある内蔵を取り除き、塩でヌメリをとってサッと茹でたものをワサビ醤油で食べます。これがうまい。

翌週、三浦の金田湾でイイダコが釣れているとボート屋さんのホームページに載っていたので早速行きました。ところがどっこい、まるっきり釣れません。そこで、佐島の漁協がやっている魚屋さんへ直行。うまそうなマダコが水の中でくねくねしているので、1,600円出して購入(ボート代よりかなり安い)。

家へ帰ってイイダコと同じように茹でます。これまた美味。釣ったタコだろうが、買ったタコだろうが、新鮮なタコはうまいですね~。

2010.11.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
10月のミニコラム

ガンバレ中年選手

9月25日に亀田大毅と坂田の試合を見ていたら、その後に総合格闘技の試合で桜庭和志が出ていました。足を取りにいったところを肩固めで14年ぶりの1本負けとのことです。桜庭は41歳です。負けはしましたが、まだまだやれます。

9月26日には、J2の横浜FCにいる三浦和良が見事なフリーキックを決めました。カズも43歳ですが、ゴール隅に決めた見事なフリーキックでした。

そして、今日27日のニュースで西武の工藤公康が来期の戦力外になったと報道されています。工藤は47歳で私とは6歳若いのですが、勝手に同じ世代として陰ながら応援していました。来期も別の球団でまだやってもらいたいですね。

私も今年で53歳になりますが、まだまだ若いものには負けませんよ・・・

2010.10.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
9月のミニコラム

山本小鉄さん

プロレスラーの山本小鉄さんがお亡くなりになりました。私の友人がつい最近「俺が行っている大学の社会人向けのセミナーに山本小鉄が来ているよ」と聞いたばかりなので、驚きました。ヤマハブラザーズとして星野勘太郎と2人でタッグを組んで私達を楽しませてくれました。

UFCのようなガチンコの格闘技も興奮しますが、山本小鉄が現役の頃のほのぼのとした格闘技も良いものです。

テレビでのプロレス中継はまったくなくなりました。かろうじてケーブルテレビでは見ることができますが、時代の流れで仕方のないことでしょう。

ラッシャー木村に続き山本小鉄も逝ってしまいましたが、残念至極です。ご冥福をお祈りいたします。

2010.09.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
8月のミニコラム

新日本監査法人400人リストラ

日本を代表する監査法人である新日本監査法人が会計士と会計士試験合格者400人を対象に早期希望退職者を募集すると新聞に出ていました。会計のプロ集団が何とも情けない経営をしていると思いますが、驚きです。公認会計士の試験に合格して、大手の監査法人に入って肩たたきをされるとは、誰も思わないでしょう。

知人に聞いてみたところ、定年まであと数年ある代表社員でも実際に肩たたきをされて、給料を減額された上で定年を待たずに退職するとのことです。まだ、子供が医学部の1年生で、これからお金がかかるのに大変なようですが、有無を言わさず辞めざるを得ない状況みたいです。

景気のよい時代に会計士不足から、給料を大幅に引き上げたことが、今になって自分の首を絞めているのではないでしょうか。また、監査報酬は、企業にとって経費削減のターゲットになりやすい存在であることも事実です。

私が以前勤めていた会社の同僚や先輩が、新日本監査法人に多数在籍しています。リストラの対象にならなければよいのですが・・・

2010.08.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
6月のミニコラム

3年ぶりのボランティア

3年ぶりに障がいのある子供たちを東京ディズニーランドでエスコートするボランティアに参加しました。神奈川県の三浦にある施設の4年生の子供が私の担当になりました。ディズニーランドに行くのがはじめてということで、思いっきり楽しんでいました。金曜日というのにすごい人で、ディズニーランドの集客力にはびっくりです。引率した先生が「今日来た子供たちはよい方で、施設にはもっと重い子供たちがたくさんいます」と言っていました。何か悲しくなります。

4年生の子供が口にくわえていたアイスが口から出て施設の通路に落ちました。私は「溶けてしまうからそのままでいいよ」と言いましたが、男の子はリュックからティッシュを取り出し、落ちたアイスを包んでゴミ箱へ。「そのままでいいよ」と言った自分が恥ずかしくなりましたね。

今年はボランティアの参加者が少なかったようです。3年前は定員に達したので締め切りということがありましたが、今回は違うようです。ほとんどのボランティアが会社のボランティア休暇などを利用して参加していますので、景気悪化の影響もあるようです。確かに「ボランティアどころではない」のかもしれません。しかし、金儲けの日常から離れて、子供たちの笑顔のために汗を流すのも仕事以上に必要なことかもしれません・・・・

2010.06.05 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
5月のミニコラム

元特捜検事の本

今現在収監されている元弁護士であり、元特捜検事であった方の本を読みました。そこに書かれていたのは、検事時代に供述調書の筋書きを自分で作り、被疑者にその内容で間違いないとする署名を取るのが日常化していたとのことでした。本当にそんなことあるのかと思っていたら、障害者団体による郵便料金割引制度の不正利用にからんだ公判で、署名した供述調書の内容が次々に覆る証言が出ています。絶対無実を訴え続けている厚生労働省の元局長も本当に無実かもしれませんね。

しかし、国家権力って恐ろしいですよね。私たちも国税という国家の機関を相手にしていますが、怯むことなく正々堂々と納税者の権利を守るために戦って行きたいと思います。

2010.05.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
4月のミニコラム

就職難

学生の就職難が続いています。50社、100社の求人にエントリーするのはざらだそうです。大変な時代です。私は大学を卒業した翌年の夏に会計士試験に受かり、外資系会計事務所であるアーサーヤング会計事務所に就職しました。当時は会計士の合格者が240人くらいと少なく、監査法人からは引っ張り凧でした。その中でアーサーヤングを選んだのは、「人数が少ない」「英語が学べる」「何でもやらせてもらえる」といったへそ曲がりな理由からです。

緊張して面接に行くと、ほとんど質問もなく、「どうですか?」と言うので「宜しくお願いします」と即決です。「では、来週から来てください」と言うので「何時に来ればよいですか?」と聞くと、「9時からだけれども、9時に来ても誰もいないから9時半頃に来てください」とのことで、当日9時半に行きましたが、ほとんど誰も来てませんでした。

こんなのどかな就職活動でしたので、今の学生の就活は大変だと思います。実際、姪っ子の友達は、結局春になっても就職が決まらず、それを苦に自らの命を絶ってしまったということを聞き、愕然としました。「私たちは何も悪くないのに、何でこんなに就職するのに苦労しなければならないの」、「悪いのはこのような世の中にした大人たちでしょ」と言われると、何も言えません。誰もが安心して生活できる世の中になるよう、我々もまだまだ努力する必要がありますよね。

2010.04.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
3月のミニコラム

オリンピックへの参加

スノーボードの国母選手の服装問題でひと悶着ありました。私は別にあの服装も、彼のヘアスタイルやプロボーダーという職業からして何も問題ないと思います。私は恰好良いと思いましたが、世論はそうではありませんでした。

「国民の税金でオリンピックに行くのだからきちんとしろ」といったような意見がマスコミでも多く取り上げられました。しかし、われわれの税金をオリンピックに使うことに関して誰もNO!とは言わないでしょうし、そんなことを誰も考えているわけでもないでしょう。こんな時にだけ税金を持ち出すなんて都合が良すぎます。

日本を代表して素晴らしいプレーを我々に見せてくれるスター選手にはエールだけを送りましょう。服装で金メダルが取れるわけではありません。しかし、この件がオリンピックの開会式に出さないとか、競技をさせないなんていう方向に行くこと自体が怖いですね。

そんなことを平気で決める役員が、我々の税金でカナダに行っていることの方が私は問題があると思います。

2010.03.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
2月のミニコラム

朝青龍と亀田大毅

朝青龍が電撃的に引退宣言をして引退しました。片や内藤との試合で世論の集中砲火を浴びた亀田大毅が世界タイトルを奪取して返り咲きです。

朝青龍も大毅もやんちゃなアスリートですが、格闘技を披露するリングが違うとこうも対応が変わるものなのですね。朝青龍の会見での涙は悔し涙、一方大毅の涙はうれし涙です。お兄ちゃんの興毅もしおらしくなり、大毅も試合後は好青年といった印象でした。この方が日本人受けするからそうなったのでしょうか?朝青龍も早くそのことに気が付いて、以前からもっとしおらしい態度を作ればよかったのに・・・。

しかし、私はモハメド・アリのような生き方が好きですね。大口をたたいて、相手を罵倒し、そして勝つ。徴兵を拒否してタイトルを剥奪されてもまた返り咲き、大口をたたき、そして勝つ。とても優等生としての態度ではありません。しかし、見る者を楽しませてくれます。

いくら相撲が強くても品格がないと横綱になれない。ガッツポーズをしてはいけない、ダメ押しをしてはいけない、笑ってはいけない、まぁこれが伝統であると言われればそれまでですが、見る人がそれまで要求しているかどうか疑問です。見る人あっての興行であるという本質を見誤っていると、益々若い人たちにそっぽを向かれてしまうのではないでしょうか・・・・

朝青龍ガンバレ!

2010.02.09 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修
1月のミニコラム

1,000円の床屋さん

世の中デフレ状態で安いものが受けているみたいです。最寄り駅の近くにカット1,000円とあるお店が以前から気になっていましたので、正月の4日に実際に行ってみました。

中に入ると待っている人が1人椅子に座っています。同じように椅子に座って順番を待っているとまた1人と入ってきました。すると入り口近くにある自動販売機にお金を入れてチケットを買っています。「あぁ~あれで料金を支払うのですか?」と1番目の人に聞くと「そうです」との回答。遅ればせながらチケット自販機に1,000円を投入して番号が記入されたチケットをゲット。その後もまた1人入ってきました。前の人がカットに入り、次は自分の番と椅子から腰を上げると「82番の方どうぞ!」と言われました。私の番号は81番ですが、私の方が先に来ていたので事情を話してカット椅子に着席です。

「耳を出るくらいにして、上の方の髪は短くしないで、全体的に髪を鋤いてボリュームを落としてください。それからテンパー(天然パーマ)ですのでウエーブが自然になるように!」とかなり無理な注文をしました。頭を水で濡らすことなくすぐにカットが始まり15分くらいで終了です。仕上げにバキュームを頭や首に当てて切った髪の毛を吸い取ります。なかなかの出来栄えです。シャンプー、顔剃り、マッサージがないカットだけのサービスです。駅前の数坪の広さで鏡と椅子だけの設備ですから、設備投資も通常の理容室と比べたらかなり安く上がり投資リスクは少ないでしょう。1時間で4人こなして4,000円。一般的な理容室と時間当たりの売上高は大差ないかもしれませんが、低価格での集客力から客待ちの時間が格段に少ないでしょう。結果として、一般的な理容室に比べると、忙しいけれども売上が行くということだと思います。

家に帰って「1,000円で髪切ってきたよ」と家族に言っても、「何も変わらないじゃない」という反応です。子供に「1,000円でカットできるぞ」と言うと、「美的な感覚がないオヤジだったらそれでいいジャン」「俺らはそ~じゃないから・・・」

稼ぎのないガキが何を言う・・・ムカ!

2010.01.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修