所長のミニコラム ~ Monthly column ~

01月のミニコラム

元ヤクザ幹部のうどん店

「ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました」という本を読みました。もともと任侠ものが好きなので、どんなものなのかな?と思いつつ手にしました。

中本さんという方が主人公で、武闘派で有名な北九州の工藤会の元幹部です。幼いころに両親が家に帰って来なくなり、親戚をたらい回しにされて中学時代を過ごし、荒んだ生活を続けるうちに組員となりました。そして事件を起こして服役します。最後の服役のきっかけが組長の仁義のなさに起因することで、組に違和感を感じ離脱を決意して足を洗います。

カタギに戻って仕事を探しますが、組の離脱から5年間は組員と同等の扱いとなり、銀行口座や保険への加入、賃貸借契約の当事者にもなれません。これではカタギとして社会復帰するのは困難を極めますが、商店街の人たちや店舗のオーナーの協力を得て小倉でうどん店を開業します。NHKでもお店が紹介され、経営は順調のようです。

中本さんのような社会復帰は稀有な例でしょうが、まわりの人の寛容さが嬉しくなりますね。

2019.01.01 公認会計士・税理士・行政書士 井上 修