03-3464-9333
(平日9:00~18:00)

週刊税務調査日記

贈答が問題になった調査(3)

第409号 2014/8/19

税務署は商品券を本当に得意先に渡したのかどうかを疑っています。

交際費で計上している商品券の購入額は10万円単位で、一般的なお礼の金額より多めです。

●税務署

「なんで商品券を手渡しする必要があるのですか?」

「デパートの商品券売り場で購入すればそこで郵送してくれますよね?」

★納税者

「挨拶を兼ねて直接会って手渡ししています」

「郵送するという考えはないですね」

●税務署

「1回に10万円や20万円の商品券ではお礼の範囲を超えていると思いますけど?」

★納税者

「大会社の専務や部長さんに渡すのですから、私は多いと思いません」

●税務署

「そうですかね・・・」

「私が贈答先に伺って直接確認してもよいですか?」

★納税者

「え~」

■会計事務所

「そんなことをしたら、納税者が困るに決まっているではないですか!」

「取引停止になったらどうするのですか?」

「直接確認するなんてことはやらないでください」

●税務署

「そうでもしないと確認できないですよね?」

★納税者

「それは困ります」

●税務署

「私が電話連絡して確認するのも無理ですか?」

★納税者

「無理です」

「取引が停止されて会社が倒産します」

調査官は納得がいかない様子で、「署に帰って上司と相談する」と言って会社を後にしました。

                           つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

無断転用・転載を禁止します。

本メールマガジンに掲載されている著作物に対する以下の行為は、著作権法上禁止されており、著作権侵害になります。

  • ○著作物を、私的利用の範囲を超えて権利者の許可なく複製する行為
  • ○著作物を、インターネット上で公衆が取得可能な状態にする行為
  • ○著作物の全部もしくは一部を権利者の許可なく改変する行為