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週刊税務調査日記

現金売上が抜けていた調査(1)

第359号 2010/3/2

防犯設備工事を仕事としている法人に税務調査が入りました。

この会社は、会計事務所が記帳代行により顧問をしています。

記帳代行とは、クライアントから通帳のコピーや領収書などを預って、それを元に会計ソフトに入力して、会社の記帳を代行する業務を言います。

会計事務所が記帳を行っていることから、何か税務調査で指摘があると、信用問題にもなりかねません。

●税務署

「よろしくお願いいたします」

▲納税者

「こちらこそお願いいたします」

■会計事務所

調査官がどのような経歴であるか聞いてみます。

「現在の税務署は長いのですか?」

●税務署

「いや 今年異動してきたのです」

■会計事務所

「以前はどちらにいたのですか?」

●税務署

「財務省に出向してました」

■会計事務所

「財務省の前は?」

●税務署

「国税局の総務課にいました」

■会計事務所

「そうすると法人税の調査はまだそれほど経験がないのですか?」

●税務署

「そうです」

「まだ ぺーぺーです」

■会計事務所

法人の調査は初心者かもしれませんが、財務省に出向しているくらいですから鋭い調査をするかもしれません。

●税務署

「それではまず、売上関係の資料を見せていただきます」

「売上の形態は、掛売上がほとんどですか?」

▲納税者

「そうですね、ほとんどが掛売上で、請求書を後日送って、後日振込みで入金してきます」

●税務署

「現金での売上はありますか?」

▲納税者

「たまにですがあります」

■会計事務所

えぇ 現金売上があるって?

聞いてないよ~

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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