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週刊税務調査日記

現金売上が抜けていた調査(2)

第360号 2010/3/30

記帳代行をしている防犯設備工事に税務調査が入りました。

社長は、「現金での売上がある」と調査官に言いましたが、会計事務所は現金での売上があることを把握していません。

調査官が昼食をとりに行ったので、社長に現金売上のことを聞いてみます。

■会計事務所

「社長、現金での売上って本当にあるのですか?」

▲納税者

「基本は、請求書を発行して振込みでお願いしています」

「しかし、たまに工事が終わった後に、すぐに現金で支払いたいというお客様がいるんです」

■会計事務所

「え~ 現金売上があるなんて把握してなかったんですけど・・・」

▲納税者

「そうですよね」

「私も説明していなかったかもしれませんね」

■会計事務所

「直前期でどのくらいの現金売上がありました?」

▲納税者

「領収書の控えを見れば分かりますよ」

■会計事務所

「いくらくらいですか?」

▲納税者

「ん~ 100万円チョッとかな・・・」

■会計事務所

「え~ そんなに・・・」

▲納税者

「問題になりますか?」

■会計事務所

「問題になりますよ」

「だって、現金売上の分は帳簿に載っていませんから」

「つまり、売上の計上が漏れているということです」

▲納税者

「なるほど、それは大変だ」

■会計事務所

「3年間で300万円・・・」

「どうします、社長?」

▲納税者

「奇跡を願うしかないね」

■会計事務所

「はぁ・・・・」

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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