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週刊税務調査日記

税務調査で食事を出すか?

第266号 2007/7/23

税務調査の連絡を受けた納税者の方から、「食事は用意しなくてよいのですか?」と聞かれることがあります。

私が税務会計の業界に入った20年くらい前は、納税者が昼食を用意しておくと、だいたい次のようなやり取りがありました。

▲納税者

「朝食を用意してありますので、どうぞ!」

●税務署

「え~そうなんですか」

「でも私たちは外でとってきますので・・・」

▲納税者

「もう用意してありますから」

■会計事務所

「食事を取ったからといって、税金安くしてくれなんて言いませんから、とられたらどうですか?」

●税務署

「そうですか・・・ では、お言葉に甘えて」

このように出前やお弁当を用意していることが多かったですが、調査官と納税者と税理士が料理屋さんに食べに行くといったことも普通にありました。

その後は、昼食を用意しておくと調査官が必ずお金を置いていくことが多くなりました。

だいたい1,000円置いていきますが、「500円だけ頂戴します」と言って、500円だけもらうことが多かったように記憶しています。

しかし、今は一切食事を用意する必要はありません。

公務員倫理法などにより利害関係者との付き合いの規制が厳しくなったことから、調査官が一緒に食事をするなどということはありません。

今年の調査で次のような一幕もありました。

調査が終わって帰ろうとしていた女性の調査官に、

▲納税者

「これ当社が輸入している化粧品のサンプルなのですけれど、使ってください」

●税務署

「いや それは・・・」

▲納税者

「単なるサンプルで、誰にでも差し上げているものですから、そんな遠慮しないで、どうぞ・・・」

●税務署

「すみません。ご厚意はありがたいのですけれど・・・」

「公務員ですので、頂くことはできないのです」

なんとも、せちがらい世の中となったものです。

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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