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週刊税務調査日記

調査が終わって寝込んだ調査 (1)

第109号 2004/5/3

税務調査を受けても一切の追加納税がないのが理想です。

我々が立ち会っていても、何か大きな問題が指摘されると心臓に良くありません。

今回の調査は10年以上前の調査で、今までで一番心臓に悪い調査でした。

■会計事務所

「先生、税務署から電話です」

「はい、お電話代わりました」

●税務署

「××社の税務調査に伺いたいのですが、ご都合の方はいかがでしょうか?」

若い女性調査官の声です。

■会計事務所

「了解しました、納税者と日程を打ち合わせた上で折り返しお電話をいたします」

    と言って、電話を切りました。

さっそく、事務所にある税務職員の名簿を見て所属と階級を調べます。

階級は一番下でした。

おそらく若い女性調査官でしょう。

実地訓練みたいな、研修ついでの税務調査かもしれません。

今回調査対象の納税者は輸入業者です。

消費税法が施行されて間もない税務調査でした。

調査当日です。

●税務署

「おはようございます」

なかなかの美人調査官です。

「コン、コン」

風邪を引いているらしく、咳もかわいらしく聞こえます。

1人で調査をするのは今回が初めてのようです。

納税者の仕事場は自宅の3畳程度の増築した一室です。

かなり狭いです。

しかし、調査官が若くて美人だと、この狭さが苦になりません。

こんなことを考えるおじさん2人に囲まれて、調査官もなんかやりにくそうです。

仕事とはいえ、1人でどんな人が居るか分からない先へ調査に行くのも大変なことです。

■会計事務所

「出身はどこですか?」

●税務署

「青森です」

■会計事務所

「青森のどこですか?」

●税務署

「八戸です」

■会計事務所

「ふーん」

「今は1人で住んでいるの?」

●税務署

「官舎に1人ですんでいます」

別に1人で住んでいようとなかろうと関係ないのですが、ついキャバクラ風の会話になってしまっています。

これはいけません。公私混同です。

To be continued 

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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