週刊税務調査日記

調査が終わって寝込んだ調査 (2)

第110号 2004/5/10

午前中は雑談と会社の概況をいつものとおり聞かれました。

●税務署

「コン、コン」

■会計事務所

「咳をしているけれど、風邪ですか?」

●税務署

「すみません。チョッと風邪をひいちゃって」

「コン、コン」

■会計事務所

「そろそろお昼ですけれど」

●税務署

「そうですね。では食事をしてきますので、また1時に来ます。」

▲納税者

「一緒にどうですか?」

「この辺は住宅街でお店もないし」

■会計事務所

「そうだね。どうですか一緒に食事を!」

●税務署

「いや、結構です」

▲納税者

「別に一緒に食事をしたからって、税金を安くしろなんて言わないから」

「そうしよう、じゃ行こう!」

と言ってチョッと強引に食事に連れ出した格好です。

納税者の車でファミリーレストランに到着です。

▲納税者

「何にしますか?」

●税務署

「・・・」

▲納税者

「風邪気味だから栄養のあるのがいいよね」

「じゃこれにしよう、ハンバーグ定食」

「先生もいいよね」 と全員ハンバーグ定食です。

食事をしながら調査官と雑談です。

なかなか気の利いた娘で、会話が途切れません。

おかげさまで、楽しい昼食をとれました。

今では、調査官と食事をとるなんて一切ありません。

こちらが誘ってもキッパリと断られます。

食事くらいと思うんですが、世知辛い世の中となりました。

楽しい昼食も終わり、午後の調査の再開です。

●税務署

「元帳を見せてください」

▲納税者

「総勘定元帳ですね、どうぞ」

調査官はまず元帳の売上高と納税者が発行した請求書の控とを照合しています。

別に問題ないようです。

次に、仕入のチェックです。

●税務署

「仕入先からの納品書を見せてください」

▲納税者

「国内の分ですか、海外の分ですか」

●税務署

「まず、国内の分を見せてください」

今度は国内の仕入先からの納品書と元帳の仕入高とのチェックです。

架空の仕入計上はないか、先行して仕入が計上されていないか、仕入れた商品が在庫として計上されているか、等をチェックしているのでしょう。

ここまでは、何もありません。

しかし・・・

To be continued

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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