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週刊税務調査日記

もめた調査(7)

第23号 2002/8/12

税務署の調査官は「更正決定するしかないですね」と電話で言ったきり、その後連絡はありません。

その後、納税者から電話がありました。

▲納税者

「昨日、また税務署の税沢さんが来ました」

■会計事務所

「そうですか。連絡は私宛にしてくださいと言ったのに、来ましたか」

「何と言っていましたか?」

▲納税者

「退職金は規程がないと絶対認められない。そんなことを税務署が認めるわけない。」などと高圧的に言ってました。

「3時頃に来て、6時頃まで押し問答していました」

■会計事務所

「そうですか」

「私を脅しても反応がないものだから、納税者を脅しているんでしょうね」

「今度税務署から連絡があったら、会計事務所を通すようにと言ってください」

まったく、約束を守れない調査官です。

困ったものです。

7月から始まった税務調査ももう11月です。

しかし、退職金の問題は認めるわけにいきません。

こんなことを認めたら、なんでもありで否認されてしまいます。

なぜ執拗に調査官は食い下がるのでしょうか。

調査官の個人的な感情でしょうか、上司の指示でしょうか。

いずれにしてもこのような問題で、これだけ時間を掛ける理由が分かりません。

その後も、調査官から電話連絡がありましたが 、私の答えは「NO」です。

そして12月に入り、納税者から連絡がありました。

▲納税者

「先生、税沢さんが突然来て、修正申告書を置いていきました」

「修正申告書の内容は 、売上計上漏れと退職金の否認です」

「これを出さなければ、更正決定する」と言ってました。

■会計事務所

修正申告書は本来納税者か納税者から委任された税理士が作成するものですが 、税務署が作成して納税者に持ってきたということです。

「もうこれに印を押さなければ、税務署の力で更正決定するぞ」

「がたがた言わずに押せばいいんだよ」

とでも言いたいのでしょうか。

困ったものです。会計事務所を完全に無視した行為です。

私も頭に来ました。

「放っておきましょう」

その後、税沢さんから修正申告書の件で何回か連絡がありましたが。

私の答えは「NO」です。

そして、12月の初めに税沢さんから電話がありました。

●税務署

「もう年も終わりに近づきましたから、一度署に来ていただけませんか」

■会計事務所

「分かりました。12月20日に伺います」

●税務署

「もう少し早く来て頂けませんでしょうか」

■会計事務所

「あなたも勝手なことをやったのですから、私も勝手を言わせてもらいます」

「12月20日しか行けません」

そして、12月20日です・・・

              To be continued. 

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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