難病と闘っているアントニオ猪木のドキュメンタリーをNHKが放送しました。NHKがプロレスラーのドキュメンタリーを取り上げるのは異例なことと思われます。猪木の弟子のプロレスラーが企画をNHKに持ち込んで実現したようです。もと国会議員であったということも斟酌されたのかも知れません。
猪木の政治家としての活動をまとめた「猪木道:政治家・アントニオ猪木 未来に伝える闘魂の全真実」という本を今年読みましたが、思い立ったら行動する猪木の政治家を超えた活動が記されていました。
イラクがクウェートに侵攻して、イラク国内の日本人ビジネスマンを人質にとった事件では、日本にいる人質の家族を同行してイラクに入国しました。政府はこの行動に一切協力せず、航空会社に圧力をかけて飛行機の手配をできないようにする有様でした。仕方なく、つてを頼ってトルコ航空でイラクに行きました。そして家族とともに人質が解放されると、今度はちゃっかり日本航空の特別機が迎えにきて日本に連れて帰ったのです。プロレスラーとしてもけた外れでしたが、政治家としてもけた外れのユニークな存在であったのです。
この猪木の病気と闘っている弱々しい姿をテレビで見て、「燃え尽きた闘魂アントニオ猪木」だなと思いました。「元気があれば何でもできる」と言った手前、弱音が吐けないと言っていた猪木が可哀そうになりました。もう十分でしょう・・・
税務調査は通常、まず税務署から顧問税理士に連絡が入り、税理士が納税者の意向を聞いて税務署とスケジュール調整をします。このような通常の手続きを経ないで納税者の事業所と代表者の自宅に突然「税務署の者です」と訪問するのが無予告調査です。
本来、無予告調査は、無予告で調査しなければならない理由が税務署に必要です。しかし、コロナ禍で税務調査ができない状況が続いている昨今、この無予告調査が増えているように感じます。通常の税務調査手続きでは断られてしまうので、無予告で強引に調査してしまおうといった感じです。
無予告調査も、任意調査ですので慌てる必要はありません。もし突然、自宅に調査官が来たときには部屋の中に入れず、「税理士の立ち会いがなければ調査は受けられません」と言って帰ってもらいましょう。同時に税理士に連絡して今後の対応を任せましょう。
マルサのようなふりをして強引に調査をしようとする税務署の姿勢には問題があると思います。コロナ禍で飲食店も必死に耐えているのですから、税務署も荒技を使わずにじっと耐えることも必要であると考えます。
昨年のコロナ流行の前まで、フォースタンス理論の先生にゴルフを習っていました。「あなたはA2タイプだから左足に体重をいかに乗せるかがポイントです」ということで、ひたすら左足体重を練習していました。
今年に入り、まったくうまくいかなくなったゴルフを立て直そうと、ネットで先生を探しました。今度の先生は、右足体重で「明治の大砲のように右足に体重が残るように振ってください」と言います。もう構えから以前とはまるっきり違って、ハンドレイト気味にクラブを構え、体重は右足寄りに構えて、テイクバックは右後方に上げて右側を広く使ってダウンスイング、そしてインパクトというような具合です。
あまりにも前の先生と違う教え方なので戸惑いもありましたが、もう信じてやるしかありません。そしてどうなったかというと「あら 井上さん うまくなったじゃない」と久々に会ったキャディーさんに褒められました。
現在の先生曰く、「練習場で何百発打っても、正しい打ち方で打たなければ意味ありませんよ」「いろいろなゴルフ理論がありますが、何でも極端な方向にいくと良いことはありません」と。言われてみればその通りなのです。地道に頑張ります。
オバマ大統領夫人であるミシェル・オバマの回顧録である「マイ・ストーリー」を読みました。貧しい家庭で育ち、努力して弁護士となり、後輩の弁護士であるバラク・オバマの教育係をしているうちに愛が芽生え結婚。そしてバラクは上院議員を経てアメリカ大統領になり、2期8年の任期を全うしたのです。
大統領夫人として、そして2人の子供の母としてのホワイトハウスでの生活は壮絶なもので、夫バラクの大統領としての激務は想像を絶するような厳しさです。ちょっとした言葉尻を捉えて攻撃してくるマスコミや野党、日々起こる世界中での出来事に対する判断や決断、寝る暇もなく毎日毎日それらが襲ってきます。
この本を読んで、私の菅首相に対する気持ちも変わりました。「バラク・オバマと同じような日々を送っているのだろうな」、「自分の時間もなく、好きなこともできず、何かをやれば批判され、ちょっと可哀そう」「何かこの頃は目がうつろで元気がないが大丈夫かな」なんて思っています。
お遊び程度に、競馬、競輪、競艇場に行くことがあります。緊急事態宣言下では、競輪は無観客になります。東京競馬場は、ネットで指定券がとれた人だけが入場できます。一方、競艇は緊急事態宣言下でも入場できます。
宣言下の6月に、やっとネットで指定券がとれたので、東京競馬場に向かいました。開場日には京王線の特急が東府中に臨時停車するのですが、ダイヤは普段のままで、東府中のホームに停まっているはずの東京競馬場行の電車もなく、別ホームからの乗車です。競馬場内は閑散としていて、飲食店もパラパラと空いている状況でした。
宣言の狭間に立川競輪に行ってみました。場内のお店は数件しか開いてません。酒の提供もありません。しかし、ギャラリーはたくさんいました。金網越しに「3番まくれまくれ~」といつも通り雄叫びあげているファンもいつも通りです。
宣言下の7月に多摩川競艇に行きました。お店はかなり開いていました。人出も普段通りです。皆静かに観戦していますが、本来喫煙してはいけない場所でお構いなしの人が多数いて、一番喫煙マナーは悪いですね。
競輪に孫を連れて行ったら「ゲームのリアル版だ」と大喜びして、「次は競馬場に行きたい」と言っているようです。あまり良い影響を与えていませんね。反省!
葉山にある五エム丸という釣船に予約を入れて、6月から解禁されたマダコ釣りに行きました。コロナ禍にあって釣りが注目されているようです。土曜日の朝4時半ころに家を出て船宿に向かいます。5時過ぎに到着して乗船手続き終わらせ、駐車場から船宿に向かって歩いていると「もう船が出ます」と女将さんが自転車で呼びに来ました。6時出船のはずですが、乗客がそろった時点で船が出るようです。
乗客は8人くらいで空いていました。私は蟹の半身を大きなテンヤに結び付けて釣る手釣りで挑戦です。ほかの釣り人は、リールに竿で餌木という疑似餌を付けて釣っています。いわゆるルアー釣りのようなものです。最近流行りの釣り方のようです。
釣り始めて2時間、船中誰も釣れません。「ボウズ?」との不安が過ります。そんなことを考えていると、私の手の中の釣り糸がじんわりと重くなりました。急いで引き上げると懐かしいタコの重みを手に感じます。船頭が「来たか?」と言ったので、「のったのった」とうれしい雄叫びを上げます。船頭が自ら網を手にして待ち構えていると、赤いマダコが水面に。船中、第一号のマダコです。子供たちに「今日の夕飯は俺の釣ったタコがあるから、おかずはいらないよ」といった手前、最低3杯のタコを釣らなければなりません。5:30から13:30の8時間、悪戦苦闘の末5杯のタコを釣ることができました。
タコの刺身は最高でした。子供たちも「釣れないで、買ってくるのかな」と心配していたようですが、皆美味しく食べてもらったようです。
年に20件くらいあった税務調査がここ1年まったくありません。もちろんコロナの影響ですが、税務調査が税務署ではなく民間の仕事であったとしたら間違いなく倒産です。会計検査院もどのように役所を検査しているのでしょうか。監査法人も経理の現場での監査はできませんので、すべて遠隔でやっているようです。
私が会計事務所を始めて間もない約30年前に税務調査があり、女性の調査官が来ました。調査の現場は会社代表者の自宅の4畳半でした。調査官は風邪をひいていましたが、納税者と調査官と私の3人がその狭い場所でおよそ5時間密にしていました。おまけに昼食も近くのファミレスで3人一緒にした記憶があります。
調査は午後4時には終わり、事務所に戻ると5時ころに調査官から電話で「指摘事項は何もありませんので、今回の調査はこれで終わります。」との連絡でやれやれ。
翌日、頭が重く熱を計ると38度。その日から3日間風邪で寝込みました。調査を受けた社長も同じく風邪をひいて寝込んだということです。密な状態で調査を受けたことから、女性調査官の風邪を2人でもらったのです。
風邪でこんな調子ですから、このコロナ禍で実地調査を受けるなんてできるわけありません。コロナがおとなしくなっても、今までのような実地調査は難しいのではないでしょうか。税務署も当然考えていると思いますが、なるべく密にならず非接触での新しい税務調査の態様を考えてもらいたいものです。
はじめて松山を見たのは、中日クラウンズを観戦に行った時でした。松山がバンカーで練習していましたが、その太ももの分厚いことに驚いた記憶があります。次に日本オープンで松山が優勝した時も観戦に行きましたが、松山を囲むギャラリーの多さにびっくりし、遼君を見ようとしたらこちらもとんでもない数のギャラリーがいたので、トップスタートの高山選手に付いて観戦した記憶があります。
その松山が世界最高峰のマスターズでの優勝です。正直言って、日本人がマスターズで優勝することはないと思っていました。世界から選ばれた超一流のプロが集結する試合で3日目から首位に立っての優勝です。堂々たる優勝で、これを目撃できたことに喜びを感じました。
4月27日のニュースで松山が内閣総理大臣顕彰を授与されるとのことです。プロゴルファーでは岡本綾子に次ぐ栄誉です。インディー500で優勝した佐藤琢磨も授与されていますが、プロボクサーの井上尚弥にもあげてもらいたいものです。ついでに現在病と闘っているアントニオ猪木にも何かあげてくれたらよいのにな~と思っています。ダー!
数年ぶりに味の素スタジアムに行き、Jリーグの試合を観ました。FC東京とヴィッセル神戸との試合です。以前は入場時に手荷物検査があったのですが、それはなく、チケットも自分で半券を切り取って袋に入れます。コロナでテロの脅威がなくなったのかな?
席はかなり間隔が空いていて、妻と離れ離れです。「こっちへおいで」と隣に妻を座らせて観戦していたら、係の人が来て「すみません 間隔をあけて座ってください」とのイエローカード。
750円の生ビールを飲みながらの観戦です。選手や監督の声が生々しく聞こえ、スピーディーなゲーム展開は観るものを飽きさせません。あまり名前の知らない選手ばかりでしたが、後半になって酒井高徳や山口蛍、永井謙佑などの名前の知っている代表組が出てきて活躍していました。結果は2-0でFC東京の勝利でした。
駅までの帰り道には、いくつもの飲食店が並んでいますが、入っている人は少なく席がたくさん空いていました。なんともはやしんみりとしたスポーツ観戦となっていますが、しばらくの間は仕方ないですね。
菅首相の長男による総務省幹部への接待が問題にされています。国家公務員倫理法がおよそ20年前に施行されてから国家公務員の規律が厳格になりました。
この法律の施行前では、税務調査において納税者と税理士と調査官が、納税者の用意した昼食を一緒に食べたり、近くの飲食店に一緒に行って食事するのが通例でした。もちろん食事代は納税者持ちです。うなぎやステーキなどなるべく高いものを勧めて心証をよくするなんてこともあったかもしれません。また、国税局の課長クラスの人を納税者がゴルフで接待するということも行われていました。まだおおらかな時代でしたね。
しかし倫理法が施行されてから、調査官はお茶以外口にしません。納税者が何も知らずに昼食を用意して食べざるを得ない状況になった場合は、必ずお金を置いていきます。納税者の会社のノベルティや粗品の類も絶対に受け取りません。国税局は徹底しています。
今回は菅首相の長男ということで問題が発覚したのでしょうが、他の省庁でも同様なことは普通に行われているのでしょう。少しは国税局の職員を見習ってもらいたいところです。
プロレスは、テレビではよく観ますが(FightingTVサムライで)、会場まで足を運んだのは今まで障害者プロレスだけでした。土曜日にネットでチケットを買い、全日本プロレスを観に妻と後楽園ホールへ行きます。お酒とつまみを仕込んで久しぶりの後楽園ホール。さてまずはビールと思っていたら「会場での飲食はできません。ジュースなどの飲み物なら構いませんが」とのアナウンス。もったいないのでジュースのようにして飲みました。
6人タッグマッチ、4人タッグマッチ、シングルマッチと次々に戦いが繰り広げられます。テレビでは感じ取れないリングに叩きつけられる音やレスラー同士の掛け声や雄たけびに引き込まれます。思わず「わ~ とか あ~」と声が出てしまいますが、大きな声が出せないのが残念で仕方ありません。みなマスクを着用して、拍手で応援です。
以前、「妻たちのプロレス」という本で、ハードコアプロレスの葛西純の生きざまに感心したのですが、その葛西純がブラックメンソーレとの対戦で出場です。あまり激しくないデスマッチルールでの対戦でしたが、小柄な葛西の存在感のあるレスリングに「あ~やっぱり観に来てよかった」と納得し家路につきました。
金曜日にふと思いついて横浜山下公園近くの船宿「打木屋釣船店」へ予約の電話を入れました。土曜日の午後船ですので空いているようです。
狙いはアジです。午後12:30出船ですので、早起きの必要もなく余裕をもって車で向かいます。天気はまずまずですが少し風があります。
乗船して30分くらい走ってポイントに到着です。海の真ん中というわけではなく、岸壁のすぐ近くに船を止めて「はい!入れてください」と船長の号令。ウキウキして第1投を沈めます。着底して2メートルあげて、コマセを振って1メートルあげる動作を繰り返します。しかし、釣れません。寒さだけが身に沁みます。
「あげて下さ~い」との船長の号令でポイントを移動します。「今度こそ」と仕掛けを海に投入します。しかし、なかなかあたりがありません。諦めかけてリールを巻くとブルブルと反応があります。「やったー」と思い釣り上げたのがアジではなくイシモチでした。
「あ~これで坊主は免れた」と一安心。その後はぽつぽつと良型のアジが釣れ、イシモチを含めて16匹の釣果でした。
夕食は、アジの塩焼きとアジの刺身です。この刺身が美味でした。スーパーでは絶対に出会えない味です。これだから釣りはやめられないのです。