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週刊税務調査日記

業界に詳しい調査官 (2)

第424号 2016/4/15

●税務署

「○○芸能に調査に行ったことがあるのですが、あそこはすごいですよ」

★納税者

「すごいって、何がですか?」

●税務署

「あまり詳しいことは言えませんけど、金遣いが荒いんですよ」

★納税者

「は~ そうなんですか・・・」

「金遣いが荒いって、何に使うのですか?」

●税務署

「個別具体的なことは言えませんが、まぁ飲食ですかね」

★納税者

「ということは、かなり儲かっているということですかね?」

●税務署

「ん~ どうでしょう」

「ですけど、とにかく派手な会社ですね」

■会計事務所

「あまり調査をした先のことをここで言ってはまずいのではないですか?」

●税務署

「・・・・」

★納税者

「私の会社のことも他の調査先で同じようにしゃべられるとこれ以上調査を受けることはできませんよ」

●税務署

「すみません、それは絶対に大丈夫です」

■会計事務所

「税務職員は守秘義務があるわけですから、気を付けて頂かないと」

●税務署

「すみません」

「ちょっと軽率でした」

★納税者

「ところでBが今度全国ツアーをやるのはご存知ですか?」

●税務署

「ええ、もちろん」

「Bは昔、下北沢のライブハウスで歌っていたんですよね」

「かなり下積みが長くて、苦労人です」

「だから歌にも味があるんですよね」

芸能関係の話題を調査官に振れば、それに食いついてきて、いつまでも話し続けます。

よほど、芸能関係の調査先が嬉しかったのか、1日半、ほぼ芸能関係の調査官が持っている知識を語っていました。

調査な何事もなく終了しました。

芸能関係の話題を語るのは問題ないですが、調査先のことを語るのは問題あります。注意していただきたいものです。

終わり

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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