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週刊税務調査日記

ロングランの調査 (7)

第391号 2013/5/13

熊本での調査が終わりました。

しかし、これで今回の調査が終わったわけではありません。

東京に帰ってからすぐに税務署から呼び出しがありました。

引き続き聞きたいことがあるということです。

税務署に向かいます。

税務署には熊本に出張していた調査官が全員いました。

●税務署

「先生、修正申告をしていただきたいのですが!」

■会計事務所

「私が勝手にできることではありません」

「修正申告は納税者がするものです」

●税務署

「どう見たって納税者に分はありませんよ」

■会計事務所

「分があるとかないとかの問題ではないでしょ」

「納税者がNOと言っているのですから、私はそれを信じるだけです」

●税務署

「それが事実と違っていてもですか?」

■会計事務所

「事実を言っていると思いますよ」

●税務署

「そうとは思えませんね」

「先生は修正する気がないということで受け止めてよろしいですか?」

■会計事務所

「ですから私が修正申告をするのではなくて、納税者がするものでしょ?」

「その納税者がNOと言っている以上、私は納税者の代理人ですから、修正申告なんてできませんよ」

この押し問答が2時間近く続きました。

■会計事務所

「これ以上話しても無駄ですから、私は帰りますよ」

●税務署

「分かりました」

「また連絡させていただきます」

その後、会計事務所に数回調査官が来て、担当者に質問したり、私に毎回同じ質問をしてきます。

また、電話も頻繁にかかってきて、我々にもプレッシャーを与えてきます。

しかし、いくらいろんなことをやられても納税者が「NO」と言っている以上、我々には納税者を守る義務があります。

決して折れてはいけないのです。

国税局とのやり取りが5か月くらい続きました。

ここで国税局から新たな動きがありました。

            つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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