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週刊税務調査日記

だまし討ちの調査 (1)

第368号 2010/9/7

デザイン事務所を経営している法人に調査の連絡がありました。

会社の事務所はワンルームマンションの一室なので、事務所の近くに貸し会議室を借りて、そこで調査を行います。

調査当日です。

借りた会議室はかなり広く快適です。

●税務署

「おはようございます」

「本日は、よろしくお願いいたします」

好感度の高い、若い調査官です。

業務内容や取引条件などを聞いて帳簿調査に入ります。

「この取引の契約書はありますか?」

▲納税者

「はい、これです」

●税務署

「外注をかなり使っていますが、外注先のリストはありますか?」

▲納税者

「外注先のリスト?」

●税務署

「外注先の名称と住所の一覧ですが?」

▲納税者

「あぁ 住所録でよいのですね?」

●税務署

「そうです」

▲納税者

「はい、コピーですが、これでよいですか?」

●税務署

「OKです」

「消耗品費として会議テーブルが計上されていますが、この領収書はありますか?」

▲納税者

「はい、これです」

●税務署

「コピーをもらえますか?」

▲納税者

「分かりました」

こうして、実地調査は終わりました。

しかし、調査官が持ち帰った領収書のコピーが、これからの騒動の始まりでした。

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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