週刊税務調査日記

どうしても納得がいかない調査 (4)

第322号 2008/10/28

■会計事務所(所員)

「所長、税務署は役員報酬の適正額を算出して修正申告をしなければ税務調査をすると言っています」

□所長

「なんだ、今度は我々に、税務調査をやるぞ、と言ってプレッシャーをかけようというのか?」

■会計事務所(所員)

「そうとも取れる言い方でしたね」

□所長

「欠損金の繰り戻し還付で、多額の税金が還付される場合には税務調査がよくあるけれども、適正役員報酬額を求めて修正申告しなかったら税務調査をするなんてずいぶん乱暴なやり方だね」

■会計事務所(所員)

「そうですよね」

「何か調査官の言い方もいやらしいです・・・」

□所長

「我々は間違っていないのだから、今までの主張を調査官に伝えて!」

■会計事務所(所員)

「分かりました」

所員は、税務署に電話します。

「もしもし」

「やはり、今までの主張のとおり、役員報酬額は適正で、修正申告など考えられないというのが、当事務所と納税者の考えです」

●税務署

「あ そうですか・・・」

「分かりました、統括と相談して再度ご連絡差し上げます」

30分後に税務署から連絡がありました。

「それでは税務調査に伺いたいのですが?」

■会計事務所(所員)

「はぁ~ 税務調査ですか・・・」

●税務署

「6月10日の1日だけお願いします」

■会計事務所(所員)

「納税者と連絡を取って、お答えいたします」

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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