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週刊税務調査日記

別室に連れて行かれた調査(4)

第46号 2003/2/3

調査官は社長の実家である青森の八戸への出張について疑いの目を向け始め

ました。

「社長が帰省しただけの費用を会社に付けているのではないか?」と疑っているようです。

●税務署

「実際に従業員を採用したのですか?」

▲納税者

「いや、結果としては採用しませんでした。こちらの求めていた人材がいなかったからです」

●税務署

「どういう段取りで求人活動を八戸でやられたのですか?時期はずれの求人を」

この言葉で納税者の顔が紅潮し始めました。怒っているようです。

▲納税者

「どういう段取りって 、知人とか学校を頼って紹介してもらったんですよ」

●税務署

「そうですか。その時に会った求職者の履歴書とかは残っていますか?」

▲納税者

「そんなものあるわけないじゃね~か」

「そんなに疑うんなら、八戸でも行って聞いてきなよ」

●税務署

調査官も顔が紅潮してきました。

「八戸への出張ではどこに泊まったのですか?」

▲納税者

「私の実家ですよ。実家に泊まっちゃいけないんですか?」

●税務署

「いや、そんなことは言っていませんよ」

▲納税者

「そう言いたいんでしょ」

「もう勝手にやってよ。俺はもう知らない」

そう言って社長は調査官に背を向けて仕事を始めてしまいました。

●税務署

「分かりました。もう失礼します。」

「外注費の仕掛扱いの問題と、八戸への出張の問題は署で検討します」

「補足資料が必要な場合はまたご連絡いたしますので、ご協力お願いいたします」

▲納税者

「しらね~よ」

白けた状態で若い調査官は会社を後にしました。

この後どうなるのやら・・・

To be continued. 

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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