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週刊税務調査日記

飲食店の調査(5)

第5号 2002/4/8

税務調査官が飲食店のレジペーパーと売上伝票の照合を始めました。

本格的な調査の開始です。

●税務署

「レジは1日何回締めますか?」

レジを締めるとは、レジペーパーの売上合計とレジの中の現金を数えて合わせる手続を言います。

▲納税者

「はい、1日にお昼のあとと夜の閉店前の2回です」

●税務署

「レジはどなたが打ちますか?」

▲納税者

「従業員が打ちます」

ここで「私が打ちます」と言うと、税務署はまず疑ってかかるでしょう。

「納税者自らレジを打てばなんでもできる。売上代金をちょろまかしているに違いない・・・」と税務署は考えるでしょう。

従業員がレジを打っていれば、納税者が疑われる程度は当然低くなるでしょう。

●税務署

「売上伝票があって、レジペーパーにないものが数点ありますが、これはどのような理由ですか?」と売上伝票とレジペーパーの照合をしている調査官が聞いてきました。

▲納税者

「それは付けの分です」

「付け」とはその場で現金を払うのではなく、後日まとめてお客様が支払うことです。ですから、レジを打たなかったみたいです。

●税務署

「そうであれば、後日の入金の記録を見せてください」

「後日、売上として計上されているか見せてください」

▲納税者

ちょっと慌てふためいて元帳をひっくり返している。

「あ、ここで計上されています、どうぞご覧になってください」と元帳を調査官に示して説明しています。

●税務署

「分りました。ちゃんと計上されていますね」

■会計事務所

ここまでは、別に問題もなく立ち会っていても安心感がありました。

しかし、調査官の「おかしいな、2月15日の売上伝票に私が食べたもやしそばが載っていないな」のひとことで雰囲気が変わってきました。

                         To be continued. 

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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