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週刊なるほど!消費税

消費税の還付
輸出免税で還付(1)

第313号 2009/8/18

☆【生徒】

消費税が還付されるケースとして輸出免税というのがありますよね。

★【先生】

あります。

☆【生徒】

この輸出免税について説明してください。

★【先生】

消費税は、国内の事業者が原材料の販売→商品の加工→小売業者へ

の販売、という基本的な流通ルートによって事業者から事業者に消費税

が転嫁され、最終的に消費者が負担することになります。

☆【生徒】

確かに、最終消費者は商品やサービスを消費して、消費税を他に転嫁

することはできませんから、消費税の最終負担者ですね。

★【先生】

輸出において、日本の消費税を輸出品目に掛けると、輸入者である海外

の事業者が日本の消費税を負担することになります。

☆【生徒】

確かに海外に日本の消費税が転嫁されることになります。

★【先生】

しかし、諸外国でも独自の消費税(付加価値税)の課税制度は広く行わ

れており、輸入品目に関しては輸入時に独自の消費税(付加価値税)

を課すことにしているのが一般的です。

☆【生徒】

なるほど。

日本の消費税を輸出品目に掛けてしまうと、輸入国でも独自に消費税を

課税することから、日本の消費税とその国の消費税がダブルで課税され

ることになってしまうのですね。

★【先生】

そうです。

ですから、輸出に当たっては消費税率をゼロにして消費税を免税扱いに

することにより、今まで転嫁されてきた消費税を輸出段階で還付して精算

するのです。

☆【生徒】

なるほど、消費税の転嫁を輸出業者でストップさせて、輸出品目には消

費税を含まない裸の価格で輸出するのですね。

★【先生】

そのとおりです。

☆【生徒】

なるほど、輸出免税の趣旨がよく分かりました。

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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