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週刊税務調査日記

要領の悪い調査 (2)

第366号 2010/8/3

調査は続きます。

●税務署

「この方の給与計算、おかしいですよ!」

「源泉所得税の徴収不足です」

▲納税者

「えぇ 誰の分ですか?」

●税務署

「この人の分です」

「扶養控除等申告書には、子供1人だけが被扶養者として申告されていますが、給与計算上は被扶養者が2人となっています」

「いったいこれはどういうことですか?」

▲納税者

「その人は、離婚して独り者なのです」」

●税務署

「独り者だって、子供は1人ではないですか!」

「何で被扶養者が2人で計算しているのですか?」

▲納税者

「寡婦の場合は、被扶養者を1人プラスして計算しますよね?」

●税務署

「んっ そんなことはないでしょ・・・」

▲納税者

「税務署から送られてきた、源泉徴収税額表にはそのように書いてありますけど?」

●税務署

「そんなことはない」

「見せてごらんなさい!」

▲納税者

「はい、ここに書いてありますよ」

●税務署

「あ~ 本当だ」

「失礼しました・・・」

▲納税者

「・・・・」

●税務署

「この匿名組合損失って何ですか?」

▲納税者

「匿名組合契約によって船舶を購入して、それをリースするスキームの取引です」

●税務署

「こんな5千万円も損失を計上していますが、税務上は損金になりませんよ!」

▲納税者

「何を言っているのですか?」

「銀行とその系列のリース会社が進めてきた節税目的の商品で、100%税法に準拠したものだから問題ないということですが?」

●税務署

「そんなことは聞いたことがない」

「リース会社がどう言おうが、これは認められない!」

「損金として認められるわけがない!」

何でも根拠無しに「認められない!」、「これはダメだ!」とばかり言い張る調査官2人です。

困りました。

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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