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週刊税務調査日記

山小屋の調査(3)

第347号 2009/8/11

調査は続きます。

●税務署

「現金出納帳の記載の正確性が保ててないということは、どういうことを意味しているのか分かりますか?」

▲納税者

「帳面が正しくないということですよね」

●税務署

「帳面が正しくないということは、現金で入金された宿泊代である売上が正しく計上されていないということです」

▲納税者

「確かに、そう言われてみればそうですね・・・」

●税務署

「現金商売で、現金出納帳がいい加減だと困るんですよね」

「肝心要の帳面ですから・・・」

▲納税者

「・・・・」

■会計事務所

「そんな、いい加減なんてチョッと言い過ぎではないですか?」

「調査官が見たページだけに記帳ミスがあったかもしれないし」

「第一、山小屋を経営していて、ここまで出納帳を細かく付けているなんで立派なものですよ」

「まるで、わざと売上を除外していたような言い方はよしてください」

●税務署

「・・・」

▲納税者

「確かに、これでも仕事の暇を見つけて一生懸命に記帳しているのですから・・・」

●税務署

「でも、結果としてこれでは困ります」

▲納税者

「分かりました」

「以後気をつけます」

●税務署

「ところで山小屋まで大量の荷物はどのように運ぶのですか?」

▲納税者

「ヘリを使って荷揚げしています」

●税務署

「そうですよね」

「ヘリを使わないと、人手では無理ですよね」

▲納税者

「昔は人手によるしかなかったのですが、今はヘリコプターでやっています」

●税務署

「ではヘリコプター代の請求書を見せてください」

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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