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週刊税務調査日記

株価が問題になった調査 (5)

第333号 2009/2/17

納税者と譲渡した株式の発行会社の代表とは、以前勤めていた会社の部下と上司という関係とのことですので、納税者に問題となっている決算書のことを聞いてもらいました。

▲納税者

「あ もしもし 社長ですか ご無沙汰しています」

◆発行会社社長

「お~久しぶり」

「どうかしたのか?」

▲納税者

「社長の会社の決算書のことでチョッと聞きたいのですけれど・・・」

◆発行会社社長

「あ~どうぞ?」

▲納税者

「顧問の税理士が社長の会社の決算書を見て、粉飾しているのではないかと言っているのですけれど・・・」

◆発行会社社長

「ん~そうだな・・・」

▲納税者

「実は社長の会社の株価で税務署ともめているんですよ・・・」

◆発行会社社長

「あ~株価? うちの会社の株価なんてないよ!」

「1円だよ!」

▲納税者

「ということは、やはり粉飾を・・・・」

◆発行会社社長

「そう、価値のない在庫が山ほどあるということさ!」

▲納税者

「そうなんですか・・・」

◆発行会社社長

「型番が古い在庫なんかもう使えないからね」

「決算書上はあるように計上されていても、実際の在庫がないものがかなりある」

「また、在庫があっても型番が古いのは使い物にはならない」

「銀行対策上、仕方のないことさ・・・」

▲納税者

「なるほど、ありがとうございました。」

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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