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週刊税務調査日記

調査対象先の選定(3)

第306号 2008/6/10

 税務署が調査対象先をどのように選定するのかは誰しも興味のあるところです。

 ここ最近の調査で、調査官の話から分かったことをお知らせいたします。

▲納税者

「うちは売上も少ないし、利益も大して出ていないのに、なぜ調査に来たのですか?」

●税務署

「ちょっと給与関係を確認したかったのです」

▲納税者

「給与関係?」

「毎月の給与はきっちりと支払っていますよ!」

●税務署

「ええ、それは分かっているのですが・・・」

▲納税者

「では、給与から差し引く源泉税の関係ですか?」

●税務署

「ん~ そうですね・・・」

▲納税者

「へ~ そうなんですか」

「うちのどこが疑わしかったのですか?」

●税務署

「いえ 疑わしいって言うわけではないのですが・・・・」

「給与金額と源泉税のバランスがチョッとですね・・・・」

▲納税者

「給与金額と源泉税のバランス?」

●税務署

「ええ、毎月の源泉税の納付書は税務署に回ってくると、すべてコンピュータに入力されるのです」

▲納税者

「はぁ・・・」

●税務署

「その入力された集計結果と決算書や法定調書合計票などの数値との整合性から、あまりにも整合性がないか、バランスが悪いと税務調査の対象会社として選定されるのです」

▲納税者

「そうなんですか・・・」

「でもうちはキチンと源泉税は計算して納税していますから!」

●税務署

「それをこれから確かめに来ましたので、ご協力よろしくお願いいたします」

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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