週刊税務調査日記

人権侵害の調査 (3)

第276号 2007/10/9

調査官は、多古山さんが何か悪いことでもやっているような言い方をしています。

何かあるのでしょうか・・・

●税務署

「だいたい、あなたのようなへなへなした、優柔不断なタコみたいな人が悪いことをするのですよ!」

▲納税者

「え~」

「タコ?」

名前は多古山ですが、納税者のことをタコみたいと調査官は言いました。

■会計事務所

「それはどういう意味ですか?」

「納税者に向かって何ていうことをいうんですか!」

●税務署

「いや私は一般的な話をしているだけで、別にあなたのことをどうこういっているわけでは・・・」

▲納税者

「私が何かをしたというのですか?」

●税務署

「身に覚えがないというのですか?」

▲納税者

「はい、ありません」

●税務署

「そうですか」

「それならこれを見てください」 と言って資料を提示しました。

▲納税者

「これは私の銀行口座のコピーですね」

●税務署

「そう、これを見てもまだ白を切るのですか?」

▲納税者

「・・・・」

●税務署

「あなたの銀行口座に会社の小切手で80万円入金されているでしょう!」

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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