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週刊税務調査日記

裏金発覚?の調査 (4)

第196号 2006/2/13

実地調査が終わりました。

それから2週間経ちますが、税務署からは何も連絡がありませんでした。

社長や会社の取引先銀行に行って、口座の取引内容を確認したり、必要があれば取引先に反面調査に行ったりしたのでしょう。

しばらくして、調査官から電話がありました。

●税務署

「すみません」

「確認したいことがありますので、あと半日だけ会社にお邪魔することはできないでしょうか?」

■会計事務所

「確認したいこととは、何ですか?」

●税務署

「外注先との取引について、お聞きしたいことがあるのですが」

■会計事務所

「そうですか。納税者の方に都合を聞いてから、折り返しご返事を差し上げます」

さっそく、社長に電話してみます。

「あっ、社長ですか?」

「あと半日だけ、そちらにお伺いして確認したいことがあると、税務署の調査官が言っているのですが、どうですか?」

▲納税者(社長)

「そうなんだ。まだやる気なんだな。」

「ところで先生、銀行からあの調査官が来て、私や家族名義の預金口座の内容を見に来たと連絡がありましたよ」

「そんなことまでするんですね。税務署って。」

■会計事務所

「ええ、税務調査では、必ず銀行は当たりますから」

「追加調査の件はどうですか?」

▲納税者(社長)

「半日ならいいですよ 先生」

ということで、午前中だけの追加調査の開始です。

●税務署

「まず、この外注先との取引内容について教えてもらえませんか?」

▲納税者(社長)

「あぁ 山下さんとことの会社ね」

「うん この外注先はベビー服の加工をしてもらっている」

●税務署

「取引はもう長いのですか?」

▲納税者(社長)

「うん うちが創業したすぐ後からの取引だから、かなり長いね」 

「で この外注先がどうしたの?」

●税務署

「ん~ 実はですね」

「社長個人の預金口座に、その外注先からお金が振り込まれているのですが・・・」

To be continued

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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