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週刊税務調査日記

パソコン会計と税務調査(3)

第188号 2005/12/12

調査官が、パソコン会計のバックアップデータを要求してきました。

こんなことは初めてです。

■会計事務所

「今までの調査で、実際に会計ソフトのバックアップデータをもらったことはあるのですか?」

●税務署

「当然ありますよ」

■会計事務所

「へ~ そうなんですか?」

「でも書類調査が大前提ですよね?」

「会計データまで税務署に持って行かれたら、何かたまらないような気がしますけれど・・・」

●税務署

「総勘定元帳は、会計データを紙に印字したものですから、データを頂いても大差ないと思いますが?」

■会計事務所

「そうは言いますが、やはり違いますよ」

「会計ソフトのデータの提供は勘弁してください」

「納税者としてもどうですか?」

▲納税者

「そうですね」

「そこまでやると、なんかやり過ぎというような感じがします・・・」

「別に悪いことはしていませんけれど・・・」

■会計事務所

「納税者もこのように言っていますので、データの持ち帰りはこちらとしても了承できません」

●税務署

「そうですか・・・」

「ところで、会計ソフトが入っているパソコンはどこにありますか?」

▲納税者

「経理の部屋にあります」

●税務署

「チョッと見せていただけますか?」

■会計事務所

「ん~ パソコンを操作するのですか?」

●税務署

「ええ」

▲納税者

「チョッとそれは・・・」

■会計事務所

「会社の機密情報もパソコンには入っているでしょうし、プライバシーの問題もありますよね?」

●税務署

「でも、私たちには守秘義務がありますからご安心ください」

■会計事務所

「とは言っても、パソコンの中を全てお見せすることはできませんよ。常識的に。」

●税務署

「そうですか」

「では、操作はしませんから、画面で確認させてください」

■会計事務所

「どうします?」

▲納税者

「見せられるものだけでしたら、いいですけれど・・・」

To be continued 

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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