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週刊税務調査日記

しゃべりまくった調査(3)

第64号 2003/6/9

書籍の校正の仕事を家庭の主婦などに外注している会社の調査の事前打ち合わせの中で、報酬を実際に支払っていない名前だけの外注先があることを告白されました。

愛の告白ならまだしも、脱税の告白をされてしまいました。

■会計事務所

「名前だけの外注がいるということは、税金をごまかしているということなんだけど?」

▲納税者

「はい、それは分かっています・・・」

「もう二度としませんから・・・」

「どうしたら良いでしょう・・・」

■会計事務所

「名前だけの外注さんに対する報酬の支払は振込みですか、現金ですか?」

▲納税者

「現金です」

■会計事務所

「報酬の内訳や領収書はありますか」

▲納税者

「ありません」

■会計事務所

「税務調査でそれらを要求されたらアウトですよ」

▲納税者

「分かっています」

「今から作った方がよいのでしょうか?」

■会計事務所

「そう聞かれても返答の仕様がないですが、なんか体裁を整えておいた方が何もないよりは良いかも・・・・」

オットット・・・これでは共犯になってしまう・・・。

「とにかく、もうやってしまったことですから、見つかったら見つかったで、腹をくくるしかないですね」

▲納税者

「わかりました。あとは先生にお任せいたします。お願いします。」

■会計事務所

脱税を告白された上に、お願いまでされてしまいました。

このような状態でどのような税務調査になるのでしょうか。

あまり立ち会いたくない調査のパターンです。

             To be continued

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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