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週刊税務調査日記

飲食店の調査(3)

第3号 2002/3/25

飲食店の事務所で調査官3人と税理士の立会のもと税務調査が始まりました。

調査官は会社から提出された会社案内を見ながら、会社の概要、得意先仕入先の状況、決済条件等を質問します。

その後、会社代表者である社長の経歴や家族構成、個人銀行口座、個人財産の概要などを記入するアンケート用紙のようなもので、社長の個人情報を収集します。

この時点で、「社長の机の中を見せてください」とか「事務所の金庫の中を見せてください」と要求されたこともあります。

●税務署

「直前決算期の総勘定元帳と関連する決算書類をお願いします」

税務調査の対象となる年度は原則として最大過去5年間ですが、まず直前期の決算を対象に調査が始まります。

そこで問題点が発見された場合には、過去3年間遡って調査するのが普通で、問題となる金額が多額な場合や、悪質な場合は過去5年間遡ります。

▲納税者

「はい、分りました」と言って直前期の決算資料を調査官に渡しました。

調査官が帳簿の見方や、資料の説明を受けているうちに時計の針は12時近くとなりました。

●税務署

「お昼になりましたので、食事に出ます。1時からまたよろしくお願いいたします」とカバンを手に昼食に向かいました。

調査官がカバンを置いて昼食に行くことは絶対にありません。

カバンの中には余程重要な資料が入っているのでしょう。

▲納税者

「お昼をご一緒しなくてよかったのでしょうか?」

■会計事務所

「一緒にどうですか?」と調査官に誘ってもほとんど断られます。

調査官にしてもホッと一息できる貴重な時間でもあるでしょうし、お昼をご馳走しても手心を加えてもらえるわけでもありません。

鰻や寿司で税金が安くなるほど甘くありません。

                         To be continued. 

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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