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週刊節税教室

漏れのない棚卸しで節税

消費税
第163号 2004/12/13

☆質問

『私は個人事業をやっているのですが、平成17年から消費税の課税事

業者になります』

『今年も残り少なくなりましたが、来年から消費税の課税事業者になる

にあたって、注意することは何かありますか?』

★回答

まず、個人事業ではどのような商売をしていますか?

☆質問

『商品の小売をしています』

★回答

そうすると、かなり在庫を持ちますか?

☆質問

『在庫は2箇所の倉庫に保管してあり、約3千万円ほどあります』

★回答

そうしましたら、この年末の棚卸しでは在庫を漏らさず計上するように

してください。

☆質問

『この年末の棚卸し在庫の金額と、来年の消費税を納税するための

計算とで何か関係があるのですか?』

★回答

あるんです。

消費税の納税額は、売上代金として「預った消費税」から、仕入れや

経費の支払いで「支払った消費税」を差し引いて計算します。

来年の消費税の計算では、今年の年度末の在庫金額に105分の5

を掛けた金額を「支払った消費税」に含めて計算するのです。

☆質問

『今年の年度末の在庫金額に105分の5を掛けた額を「支払った消

費税」とするということは、「預った消費税」から差し引く「支払った消

費税」がその分増えるわけですから、消費税納税額はその分少なく

なるということですか?』

★回答

正解です。

この計算は、免税事業者から課税事業者になった年にだけ認められ

る計算です。

☆質問

『今年の年末の在庫が多くなればなるほど、来年の消費税納税額が

少なくなるということですね?』

★回答』

そのとおりです。

ですから、在庫の計上漏れがないように、正確な棚卸しをする必要が

あるのです。

☆質問

『なるほど、よくわかりました』

『正確な棚卸しで消費税の節税、ですね!』

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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