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週刊節税教室

個人事業者の年金

所得税
第142号 2004/7/12

☆質問

『厚生年金の保険料でマッサージチェアを購入して社会保険事務所に

置いてあるとニュースで言っていました』

『購入した理由を聞けば、職員の事務処理能力を向上するためだとか

言ってるようです』

『どう思いますか?』

★回答

バカも休み休み言えってな感じですね。

☆質問

『私は個人事業者で、年金と言えば国民年金しか加入していません』

『チョッと将来が不安です』

『保険会社の個人年金でも入ろうかと思っていますが、どうですか?』

★回答

保険会社の個人年金もいいですけれど、税金の面であまり有利では

ないですね。

☆質問

『どうしてですか?』

★回答

個人年金の掛金をいくら払っても、個人の所得から差し引くことができ

る金額は年額で最大5万円に限られているのです。

☆質問

『たった5万円ですか?』

★回答

そうなんです。

個人の税金の税率が30%としても年間15,000円しか節税になりませ

ん。

☆質問

『他にお勧めの年金はないですか?』

★回答

公的な制度である国民年金基金か確定拠出年金でもはじめたらいか

がですか?

☆質問

『税金面で有利ですか?』

★回答

国民年金基金も確定拠出年金も月の掛金の上限が68,000円なので

すが、その掛金の全額が社会保険料控除と同様に所得から差し引く

ことができます。

年額で最大816,000円の所得控除ができるのです。

個人の税金の税率が30%とすると、244,800円も節税ができます。

個人の税金の最高税率の事業者は税率50%ですから、408,000円

も節税できることになります。

☆質問

『なるほど、節税しながら将来の年金の準備ができるということです

ね?』

★回答

そうですね。

何しろ自分が掛けた掛金が、ストレートに将来の年金受給額に反映さ

れますので、納得がいきます。

預けた年金の掛金がマッサージチェアに化けることもありません。

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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