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週刊節税教室

個人型確定拠出年金

所得税
第49号 2002/9/2

☆質問

『個人事業者ですが、個人型確定拠出年金の加入を検討しています。そもそも確定拠出年金とは何ですか?』

★回答

はい、確定拠出年金とは確定給付年金と対比される制度です。

確定給付年金は将来給付される年金の額が決まっている年金で、確定拠出年金とは、拠出する掛け金は一定なのですが、将来受け取る年金が掛け金の運用次第で決まる年金のことを言います。

新しく確定拠出年金が出てきたのは、確定給付ですと将来の支給額を確保するために企業の追加拠出額が多額となり、また、不足資金が決算書で多額の費用として計上されるため「もう~やってけない」という状況になったからです。

掛け金が一定である確定拠出年金であれば、企業は従業員が将来受け取る年金額を気にせずに、ただ掛け金を払い続けるだけで良いことになるのです。

☆質問

『なるほど、よく分かりました。』

『で、この制度は税金上メリットはありますか?』

★回答

あります。

20歳以上60歳未満の国民年金の第1号被保険者(自営業者や学生など)であれば

月額68,000円(年額816,000円)まで掛け金を掛けることができます。

そしてこの掛け金は、国民年金の掛け金と同様に全額所得控除になりますので、かなりの節税メリットがあります。

掛け金の運用先は株式を中心としたリスクのあるものから低リスクのものまであり、自分の判断で運用できるのです。

株式投資をしても投資額が節税になるということはありませんでしたが、確定拠出年金を使えば、投資額が所得控除となって節税でき、かつ運用がうまく行けば老後の資金確保ができるのです。

☆質問

『なるほど。では60歳から貰える年金や一時金の税金はどうなるのでしょうか?』

★回答

これも税金がかなり優遇されています。

まず、一時金でもらうと退職金の扱いとなり、25年掛け金を掛けて1,500万円の一時金をもらっても、引かれる税金は175千円だけとなります。

年金でもらうと公的年金控除という税金計算上有利な控除が適用され、例えば65歳の人が年間2百万円の年金を受取っても税金計算上は2百万円から自動的に公的年金控除140万円控除されるのです。

☆質問

『よく分かりました。加入の申込はどこですればよいのですか?』

★回答

はい、指定の金融機関が窓口になっていますので、まずお問い合わせください。

詳しくは、こちらを見てください。   http://www.npfa.or.jp/401K/ichitop.html

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
◆発行 アトラス総合事務所

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