英会話教室を運営しているお客様に税務調査をしたい旨の連絡が事務所にありました。
事務所の担当者と調査の立会いに向かいます。
●税務署
「よろしくお願いいたします」
まだあまり調査経験が無さそうな若い男性調査官です。
英会話教室の経理は、経理担当者がしっかり経理処理しているので何も心配することはないはずです。
「一人別の源泉徴収簿を見せていただけますか?」
一人別の源泉徴収簿とは、従業員の各人別の賃金台帳のことです。
▲納税者
「はい、これです」
●税務署
「マルフを見せていただけますか?」
▲納税者
「マルフ?・・・」
■会計事務所
「扶養控除等申告書のことです」
▲納税者
「あ~ あります あります」
調査官は、源泉徴収簿と扶養控除等申告書を一人一人チェックしています。
●税務署
「ん~ 全員扶養控除等申告書が出ていますが、英会話の先生で他の英会話教室を掛け持ちしている人はいないのですか?」
▲納税者
「いますよ」
●税務署
「え~ 誰ですか?」
▲納税者
「Aさんと、Cさんは、他社の教室の先生もしているはずです」
●税務署
「それはちょっと問題ありそうだな・・・」
つづく
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