外注費は売上との関係を常に見られます。
●税務署
「この外注費はどのような内容の外注ですか?」
▲納税者
「これは、相手先が私の会社と同業の映像制作会社です」
●税務署
「同業の会社に何を外注したのですか?」
▲納税者
「ほぼ受注した仕事をまる投げですね」
「その仕事が来たときは、もう忙しくて自分のところではやれないので、同業の会社にすべて任せたのです」
●税務署
「なるほど」
「で、この仕事を納品されたのはいつですか?」
▲納税者
「なかなかクライアントからOKが出なくて、納品は今期に入ってからですね」
●税務署
「ということは、前期に外注費が計上されて、それに対応する売上は今期に計上されているということですね?」
▲納税者
「・・・」
「ちょっとまずそうですね・・・」
●税務署
「そうですね」
「前期の決算では、制作会社へ支払った金額を外注費で経費にするのではなく、仕掛品として資産計上して、翌期の売上に対応させる必要がありましたね」
▲納税者
「は~ そのとおりです・・・・」
税務署が100%見るチェックポイントですので、注意してください。
つづく
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