●税務署
「ちょっと 仕掛工事の見積の仕方がラフすぎますね」
▲納税者
「ダメですか こんなやり方では?」
●税務署
「まるっきりダメではないですが・・・」
▲納税者
「では、ちょっとダメですか?」
●税務署
「ん・・・・そういう問題ではありません・・・」
「ところで、仕掛工事は材料費と工事費しか考慮していませんよね?」
▲納税者
「ええ、工事にかかるのは材料費と工事費しかないじゃないですか?」
「他にあるんですか?」
●税務署
「この事務所の家賃や、経理や総務部門の人件費も工事を進めるには必要なコストですよね?」
▲納税者
「確かに・・・」
●税務署
「本来であれば、これらの工事を完成させるのに間接的にかかる費用も仕掛工事費として計上する必要があるんですよ」
▲納税者
「でも どうやってやるのさ!」
●税務署
「どうやってやるのさって言われても困りますが・・・」
理屈上は、材料費や工事費のような直接原価と、事務所の家賃や経理の人件費、工事車両の経費などの間接経費も仕掛工事として資産計上しなくてはなりません。
でも、ここまで言う調査官は少ないですが、逆に言うとここまでやっておけば完璧ですね。
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