仕掛工事の内訳を記載した書類を調査官は見ています。
●税務署
「A工事1,500,000円の内訳は、材料費が1,000,000円に工事費を進捗度50%として500,000円計上していますね?」
▲納税者
「ええ 何か問題がありますか?」
●税務署
「問題というより、この材料費と工事費の計算根拠は何なんですか?」
▲納税者
「材料費は、ほぼ実際にかかった金額で、工事費は見積金額の50%を計上しています」
●税務署
「そうですか」
「では、まずA工事の材料費の内訳を説明してください」
▲納税者
「この請求書とこの請求書の合計額です」
●税務署
「はい はい これとこれの合計は、920,000円ですよ?」
▲納税者
「だから切がいいところで1,000,000円にしたわけ」
●税務署
「・・・」
「もうちょっと正確にやってもらわないと・・・」
「では工事費の見積書を見せてもらえますか?」
▲納税者
「はい、これです」
●税務署
「え~と 工事費の見積額は1,300,000円ですね」
「進捗度が50%だと半額の650,000円になりますよ」
▲納税者
「だから、切のいい金額にしたって言ったでしょ」
●税務署
「・・・・」
つづく
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