今週は、法人の調査が3件入っています。
1月は、償却資産税の申告、法定調書合計表の申告、給与支払報告書の提出と、会計事務所の繁忙期であるため、税務署も遠慮して税務調査は入りません(入れさせません?)。
そして2月の16日からは、所得税の確定申告ですから、この期間も調査は遠慮してもらっています。
したがって、今週ぐらいしか調査を受けられる期間がないため、固まって調査が入ることになるのです。
昨年において受けた税務調査は、ほとんどが昨年内に終結しています。
しかし、1件だけ年を越した調査があります。
昨年の9月頃税務署から連絡がありました。
●税務署
「××税務署の税野と申しますが、今回は△△さんの税務調査の件でご連絡差し上げました」
■会計事務所
「△△さんの税務調査ですか?」
「マンションを1棟持っているだけですよ?」
●税務署
「ええ、承知しています」
■会計事務所
「わざわざ調査するような規模ではないと思いますが?」
●税務署
「ええ、調査というより、ちょっと確認したいことがございまして、お邪魔したいのですが・・・」
■会計事務所
マンションは管理会社がすべて管理していて、きわめてシンプルな事業形態ですので、調査に入るというのは意外でした。
「分かりました」
「納税者に確認を取って、またご連絡差し上げます」
さっそく納税者に電話してみます。
「△△さんですか?」
▲納税者
「ああ 先生ですか」
■会計事務所
「税務署から調査の連絡が入りました」
▲納税者
「私個人の税務調査ですか?」
■会計事務所
「そうです」
▲納税者
「何で・・・ですかね?」
■会計事務所
「何か確認したいことがあると言っていました」
▲納税者
「ふ~ん 仕方ないですね」
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