輸入消費税の処理で会計事務所のミスと納税者がとんでもないことをやっていることが税務調査中に判明しました。
これは大変なことになりました。
●税務署
「輸入仕入の記載がある総勘定元帳を見せてもらえますか?」
とうとう来ました。元帳をじっくり見れば消費税のミスは分かります。
時間は4時30分を回ったところです。
あと30分で調査は終了します。
▲納税者
「はい、総勘定元帳のここに輸入仕入があります」
調査官は総勘定元帳を受け取り、輸入仕入のページを見始めました。
すると、そこに納税者の奥さんが「お茶にしてくださ~い」と言いながら、部屋に入ってきました。
グッドタイミングです。
紅茶とカステラ出されます。
調査官はお茶を飲みながらも総勘定元帳を見ています。
●税務署
「輸入にかかる消費税の計算は先生のところでやられているのですよね?」
■会計事務所
「はい」
●税務署
「では、大丈夫ですよね?」
■会計事務所
「は、はい」
納税者も落ち着きなくチラチラこちらを見ています。
時計の針は4時45分です。
まだ15分しか時計の針は進んでいません。
●税務署
「もうそろそろ時間ですので、総勘定元帳の輸入仕入のところと、乙仲からの通関書類のコピーをいただけますか?」
▲納税者
「はい」
●税務署
「全体的によくやられていると思います」
「署に帰りまして、上司に報告してから結論をお伝えいたします」
「先生は、事務所にお戻りですか?」
■会計事務所
「はい、6時には戻っています」
●税務署
「では、6時頃に結論をお電話でお伝えいたします」
■会計事務所
「はい、分かりました」
こうして、調査官は帰っていきました。
▲納税者
「どうなるの?・・・」
■会計事務所
「分かりません・・・」
To be continued
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