他人名義の通帳に預金されているお金の出所について調査官がしつこく聞いています。
社長はいろいろ言い訳を言っていますが、どうも分が悪いです。
他人名義の通帳には千万円単位のお金が入っています。
10万、20万のお金ではありません。
調査官がしつこく聞くのも無理ありません。
調査官は仮名口座の預金が会社の裏金であることを社長に認めさせて、いかにして裏金を作ったかを聞き出そうとしているのです。
●税務署
「社長、この仮名口座のお金は裏金なんではないのですか?」
▲納税者
「俺の金だよ」
●税務署
「社長の金なら、何で他人名義の通帳に入れてるんですか?」
▲納税者
「・・・・・・・」
●税務署
「答えられないんでしょ」
「もういい加減に認めなさいよ」
▲納税者
「・・・・・」
●税務署
「ダンマリですか・・・」
「仮名口座はどこの銀行だ」と言いながら調査官が通帳を手にしました。
「○○信用金庫か、仮名口座を作って利用させてるなんてとんでもない銀行だな」
「社長が口を割らないのなら、銀行に行ってチョッとねじを巻いてくるしかないな・・」
そう言うと社長の表情が変わりました。
▲納税者
「え・・・」
●税務署
「社長本当に行きますよ、私は」
▲納税者
「そんなことしないでよ・・・」
●税務署
「これが私の仕事だから、やりますよ」
▲納税者
「・・・・・・・・・」
「わかったよ」
「これは会社で作ったお金ですよ・・・」
とうとう社長が吐きました。
To be continued
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