現在進行中の税務調査に立ち会うことを依頼されました。
チョッと珍しいケースです。
さっそく今までの調査の状況を納税者に聞いてみました。
▲納税者
「とにかく帳面を見てこれはダメ、あれもダメということで追加で税金を数百万円納めるようになると言われました」
■会計事務所
「なるほど、では指摘された事項を教えてください」
▲納税者
「これです」 と言って納税者は税務署から指摘された事項を箇条書きにした紙を渡しました。
そこには、こまごまとしたことから、チョッと大きな問題も指摘されていました。
そうこうするうちに、ピンポ~ン!とチャイムが鳴りました。
調査官のお出ましです。
「おはようございます」と言って調査官が入ってきました。
チラッとこちらを見て席につきました。
さっそく名刺を差し出して挨拶します。
■会計事務所
「税理士の××です」
●税務署
「え・・・、は~そうなんですか」
「調査の立会いをするということですね?」
■会計事務所
「はい、今回から立ち合わせていただきます」
●税務署
「先生、委任状はありますか?」と挑戦的な態度で言ってきました。
■会計事務所
「はい、これです」と言って委任状を差し出します。
調査官は何か落ち着かない様子です。
それもそうでしょう。無理ありません。
なにせ 、今日税理士が立ち会うなどということは一切事前に知らないわけですから。
税務調査が今回がはじめての納税者に対して、百戦錬磨の調査官が対しては納税者に歩が悪いのは明らかです。
調査官にしても、何の抵抗もされずに、チョッと威圧して脅しながら調査を進めるのと、調査の立会いを何度も経験している税理士が同席して、やり合うのとは雲泥の差です。
今回の調査でも、納税者は相当脅されているみたいです。夜も寝れなくなるほど・・
勝負はこれからです・・・
To be continued
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