広告関係のコンサルティングをしている法人に調査が入りました。
6年前の調査では、何も問題点を指摘されることなく、申告是認で調査は終了しています。今回も楽勝かな?と思っていたのですが・・・
●税務署
「社長はかなりお忙しいみたいですね?」
★納税者
「そうなんです」
「営業をしているものですから、なかなか事務所にいられなくて」
●税務署
「そうですか」
「では、今日一日できるところまで見させていただいて、見切れない場合は、資料をお預かりさせていただきます。」
★納税者
「はい、分かりました」
●税務署
「経理は誰がやられているのですか?」
★納税者
「私の妻がやっています」
●税務署
「奥様は経理の経験があるのですか?」
★納税者
「ええ、簿記の2級を持ってるくらいです」
●税務署
「会計ソフトを使っていますか?」
★納税者
「弥生会計でやっています」
●税務署
「会計事務所はどのように関与しているのですか?」
■会計事務所
「決算時に弥生会計のデータを頂いて決算申告業務をやっています」
●税務署
「分かりました」
「今日は奥様はいらっしゃらないのですか?」
★納税者
「ええ、今日は都合が悪くて同席できませんでした」
●税務署
「そうですか」
「時間もないので、さっそく資料を見させていただきます」
「直前期の総勘定元帳を見せてください」
★納税者
「はい、これです」
調査官は無駄口も叩かずに真剣に元帳を見ています。
つづく