●税務署
「通帳は今手元にありますか?」
★納税者
「あります」
●税務署
「見せていただけますか?」
★納税者
「これです」
●税務署
「事業内容は、日本の化粧品を海外に輸出しているのですよね?」
★納税者
「その通りです」
●税務署
「日本での化粧品の仕入はどのようにされているのですか?」
★納税者
「百貨店やインターネットで購入しています」
●税務署
「購入したときの請求書や領収書は取ってありますか?」
★納税者
「ありません。全部捨ててしまいました。」
●税務署
「支払いはどのようにしていたのですか?」
★納税者
「すべてクレジットです」
●税務署
「クレジットカードの利用明細はありますか?」
★納税者
「ないです。全部捨ててしまいました。」
●税務署
「そうですか」
「海外への売上に関する書類はどうですか?」
★納税者
「売上代金入金確認後、国際宅急便で商品を海外に送っているのですが、書類はほとんど残っていません」
「クライアントとはメールでやり取りしますので、書類がほとんどないのです」
●税務署
「そうですか」
「個人事業の青色申告の届出も出ていないので、推計課税をするしかないですね」
★納税者
「推計課税ですか・・・」
つづく