ゲーム機の製作会社の調査2日目です。
調査1日目は、ゲームの試作機の説明や実際に試作機を操作してその日は終わってしまいました。
1日目は事務所の所長が都合で立会できなかったことから、2日目に調査に立ち会います。
★納税者
「先生、お久しぶりです」
■会計事務所（所長）
「こちらこそご無沙汰しております」
「すごいですね、このゲーム機！」
★納税者
「試作機なのですが、見てみますか？」
■会計事務所（所長）
「ええ、ぜひ」
また試作機のデモが始まってしまいました。
時間は刻々と過ぎていきます。
午後も、もう一台の試作機を所長に見せるためにまたデモを行いました。
その間、調査官は元帳をパラパラめくっていましたが、試作機のデモが気になり集中できません。
■会計事務所（所長）
「いや～ すごいリアルですね」
★納税者
「ありがとうございます」
●税務署
「あ～ もう4時ですね」
■会計事務所（所長）
「そろそろ終わりますか」
●税務署
「いや～ 参ったな」
「すみません。この付箋を貼った資料のコピーをください」
★納税者
「はい、分かりました」
●税務署
「これで2日目の調査を終わりますが、あまり帳簿調査をできなかったので、また後日いろいろとお聞きすることがあるかと思います」
「すみませんが、よろしくお願いいたします」
こうして実地調査は終わりました。
その後、「これで今回の調査は終わります」と事務所に電話がありました。