ゲーム機の製作会社の調査です。
かなり乗りの良い調査官で、午後には調査官自身がゲームの試作機に乗るようです。
★納税者
「それでは乗ってください」
●税務署
「え~本当に乗ってよいのですか?」
★納税者
「どうぞ」
●税務署
「うわ~ すごいな」
「本物のレースをやっているみたいですね」
★納税者
「今度は、レースのレベルを上げて、F1モードでやってみましょうか?」
●税務署
「難易度があがるのですね」
「ぜひお願いします」
調査官はかなりの腕前で、次々とゲームをクリアしていきます。
★納税者
「お上手ですね」
「このコースでベストスリーに入るとはたいしたものです」
●税務署
「ありがとうございます」
ゲームは終わりました、もう午後3時です。
■会計事務所
「お茶を出してください」
★納税者
「はい 分かりました」
お茶を飲みながらゲーム機の話題を調査官に振ります。
■会計事務所
「しかし、リアルな映像ですね」
「運転してみて、どんな感じですか?」
●税務署
「いや~ すごいですね 驚きました」
「ハンドルを切った時の反応や、ブレーキングをした時の画面の変化なんか、実車を運転しているのと変わらないですね」
★納税者
「そうですか、ありがとうございます」
「何か税務署の方から褒められると嬉しいですね」
「調査官はお車がお好きなのですね?」
●税務署
「ええ、F1とかNASCARなどはよくテレビで見ています」
■会計事務所
「へ~本当に車が好きなんだ」
ということで、調査初日はほとんど帳簿調査をすることなく終わりました。
つづく