ゲーム機の製作会社に調査の連絡がありました。
この会社はゲームセンターにある自動車レースのゲーム機などを作っています。
調査場所の会議室には開発中のゲーム機が置いてあります。
●税務署
「××税務署の税野です」
「よろしくお願いいたします」
「このゲーム機は開発中のものですか?」
★納税者
「そうです。ゲームはお好きですか?」
●税務署
「大好きなんです」
20代後半の男性の調査官ですが、かなり乗りが良い感じです。
■会計事務所
「どんなゲーム機を作っているのか、実際に動かしてもらいますか?」
「そうすれば会社の事業内容もよく分かるだろうし」
●税務署
「え~ 見せてもらってもよいのですか?」
「そうであれば、ぜひお願いいたします」
試作機は何台かあり、画面の展開とともに椅子が動く仕組みのものです。
社員が来てゲーム機を動かします。
★納税者
「ちょっと時間がかかりますけどよいですか?」
●税務署
「問題ないです」
自動車レースのゲーム機で、すごい迫力です。
★納税者
「次はこの試作機を動かしてみましょうか?」
●税務署
「ええ、お願いします」
今度は、ラリー車のゲーム機です。これも迫力満点です。
そうこうするうちにお昼の時間です。
■会計事務所
「もう12時前ですから、お昼にしましょう」
●税務署
「あっ もうそんな時間ですか・・・」
★納税者
「午後は試作機に乗ってみますか?」
●税務署
「え~僕が乗ってよいのですか?」
★納税者
「なにも問題ありません」
「ぜひ、運転してみてください」
つづく