☆【生徒】
会社でいろいろな会費を支払っています。
会費に消費税がかかるのか、かからないのか良く迷います。
判断基準を具体的に教えてください。
★【先生】
会費といっても様々な会費がありますよね。
☆【生徒】
例えば忘年会費はどうですか?
★【先生】
会費制の忘年会への出席費用は、消費税がかかると考えてよいでしょう。
忘年会というサービス提供の対価として支払ったと考えられるからです。
☆【生徒】
セミナーや研修の会費はどうですか?
★【先生】
忘年会費と同様で、セミナーや研修というサービスの対価ですので、消費税
はかかっていることになります。
☆【生徒】
なるほど、会費に消費税がかかっているかどうかの判断基準は、会費に見合
う物品の提供やサービスの提供が具体的にあるかどうかということですね?
★【先生】
そのとおりです。
☆【生徒】
同業者団体の会費についてはどうですか?
同業者団体に会費を支払っても、あまり意味がないというか、直接的な恩恵を
受けていないような感じですけれど・・・・
★【先生】
同業者団体としての通常の業務運営のため、また団体の存立を図るために団
体構成員に負担させる、いわゆる通常会費については、会費とサービスの提
供との間に明白な対価関係があるといえませんので、消費税が含まれていない
支払いとして扱うことになっています。
☆【生徒】
なるほど。
では、通常会費以外の会費については、会費とサービスとの間に明白な対価
関係があるかどうかで判断することになりますね?
★【先生】
そのとおりです。
しかし、明確な判断が困難な会費については、継続して消費税がかからない扱
いを団体及び会員がしている場合には、その処理を認めるとしています。
なお、この場合には、消費税がかからないということを、団体が会員に通知する必
要があります。
☆【生徒】
は~ そうなんですか。
よく分かりました。
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