週刊なるほど!消費税

個人事業者と法人との違い
課税事業者の判定基準(1)

第284号 2008/10/1

☆【生徒】

消費税の課税事業者になるのは、確か基準期間の課税売上高が

1,000万円を超えた場合でしたよね?

★【先生】

そのとおりです。

法人であれば2期前の課税売上高、個人事業者であれば2年前の課

税売上高が基準期間の課税売上高になります。

☆【生徒】

そうでした。

法人は設立2期までは基準期間がなく、個人事業者は開業2年まで基

準期間がありませんので、その間は消費税の免税事業者になるのでし

たよね?

★【先生】

そのとおりです。

でも例外がありましたよね?

☆【生徒】

例外?

★【先生】

法人だけの例外が?

☆【生徒】

あ~ 資本金です。

資本金が1,000万円以上の法人は、設立第1期目から消費税の課税

事業者になります。

★【先生】

そうですね。

一方個人事業者には資本金という概念はないですから、個人事業者は

どんなに事業規模が大きくても開業2年目までは消費税の免税事業者

になります。

☆【生徒】

大きな違いですね?

★【先生】

はい

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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