【先生】
今回はついに100回目!発行から2年が経ち、記念の回を迎えることが
できました!
【生徒】
早かったような、長かったような。。よくここまで続いたなぁ・・・
最初は誰も読んでくれないんじゃないかとハラハラドキドキ・・・
【先生】
これも一重に読者の皆さんのおかげです!
【生徒】
2年前というとサッカーのワールドカップがあった年ですね。ということは
2年後にまたワールドカップがあるのかぁ・・・・ その時は200回を迎える
ことに・・・なるのかな?
【先生】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;
皆様の御愛読宜しくお願いします!
【生徒】
お願いします!
【先生】
さて今回は100回目ということでちょっと寄り道して、消費税の将来像に
ついて考えてみましょう。
【生徒】
将来像・・・確実に税率上ってるでしょうね・・・
【先生】
財務相の諮問機関である財政制度等審議会というところが、21%という
数字を出したりしています。
【生徒】
に、に、に、にじゅういちぱーせんとっ!高っ!めちゃ高っ!100万円の
買い物したら121万円になるってことですよね!
【先生】
これは支出削減などの努力をしない場合にはという前提で、ブラフ的な
要素も多分に含まれているとは思います。危機感を煽ろうということですね。
税率はともかく、法人税や所得税が上げられないとなると、消費税が上げ
られるのはほぼ間違いないでしょう。
【生徒】
そんなに税金足りないのかな・・・
【先生】
プライマリーバランス(国債以外の税収で支出をどれだけ賄うか)を黒字に
するというのは財政当局の永遠のテーマですからね。日本の国債発行残高
は異常に大きいですし。
とはいえここで増税しては景気を冷やす恐れがあります。それに納税する側
としては公共事業や特殊法人への無駄な支出が削られないのに、税金だけ
上るというのは納得できません。
【生徒】
ホントそうですよね。でも消費税がますます重要になるのは間違いないって
ことか。
【先生】
未だに消費税をなくそうと言っている人達もいるようですが、無理でしょう。
税率が上るとなれば、複数税率の議論もでてくるはずです。
【生徒】
複数税率?
【先生】
食料品など生活に欠かせないものは低い税率、あるいは消費税をかける
こと自体やめようというものです。
生活必需品の税率が高くなると、低所得者層のダメージが大きくなるため
配慮しようということですね。
【生徒】
そうなると対象商品の線引きが難しそうだなぁ。
【先生】
そうですね。食料品にも高級品はありますし、何が必需品かでかなりもめ
そうです。なにより納税する際の計算が非常に面倒になります。税金はいか
に分かりやすくシンプルにするかという命題にも反します
いずれにしろ増税ありきの議論はやめてもらいたいものです。
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