不動産関連の会社に対する税務調査です。
顧問税理士は、私のほかに国税のOB先生がいます。
OB先生とは面識がなく、今回の調査ではじめて会います。
調査当日、10時前に納税者の会社に行きます。
既にOB先生は会社にいました。
調査官も到着です。
中年の男性2名での調査です。
■会計事務所
「よろしくお願いいたします」
●税務署
「お願いいたします」
世間話が終わり、会社概況の聴取も終わって、帳簿調査の開始です。
「総勘定元帳を見せてください」
▲納税者
「はい、これです」
「え~ こんなにあるんですか?」
■会計事務所
「それはそうですよ、売上規模で50億円くらいあるのですから」
●税務署
「そうか・・・ちょっと急がないと・・・」
「すみません、給与関係の書類を見せてください」
▲納税者
「社員が50人くらいいますが、全員分ですか?」
●税務署
「そうです」
「全員分見せてください」
▲納税者
「はい どうぞ」
●税務署
「え~ こんなにあるのですか?」
▲納税者
「そうです」
●税務署
「これは大変だ、急がないと・・・」
「すみません、売上関係の資料を見せてください」
▲納税者
「売上関係の資料って、何を持ってくれば良いですか?」
●税務署
「請求書の控を持ってきてください」
▲納税者
「全部ですか?」
●税務署
「ええ」
▲納税者
「うちは売買仲介、賃貸仲介、賃貸物件の管理もやっていますから、どれか特定してもらわないと大変な量になってしまいますよ」
●税務署
「ん~ とにかく持ってきてください」
▲納税者
「え~ 全部ですか?」
●税務署
「とりあえず・・・」
ということで、会社の会議室は資料でいっぱいになってしまいました。
こんな調子で調査は進むのかな・・・・
つづく
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