●税務署
「なるほど、このパソコンで中国の会社が発行する通知書を作成しているのですか・・・」
「どのようにその通知書を作成するのかを見せてもらえませんか?」
▲納税者
「計算過程はこのパソコンに入っていますが、そのデータは中国の会社のものですから見せるわけには・・・・」
●税務署
「そんなことはないですよ、その通知書をもとに御社が請求書を発行するわけですから、それが正確に作られていることを確認しないと!」
▲納税者
「え~それはダメですよ」
■会計事務所
「そうです。それはダメです!」
「今回は日本にあるこの会社の調査ですから、中国の会社の調査ではありません!」
「調査権もないわけですから、お見せすることはできません」
●税務署
「いや何を言っているのですか、単に計算根拠資料を見せてもらうだけですから・・・」
▲納税者
「いやです」
■会計事務所
「社長がダメと言っているのですから諦めてください!」
●税務署
「今回の調査で必要な手続きですのでお願い致します」
▲納税者
「それは・・・」
■会計事務所
「別会社の会計資料をお見せすることはできません」
「パソコンの中まで見る権限が税務署にはあるのですか?」
●税務署
「当然あります」
■会計事務所
「根拠は何ですか?」
●税務署
「質問検査権です」
つづく
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